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海外での宮崎駿作品の人気ランキングTOP10!気になる1位はあの作品

  • 2020.11.20
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スタジオジブリで有名な宮崎駿監督。日本では知らない人はいないほど有名な宮崎監督作品の海外での評価を、米辛口批評サイトRotten TomatoesのスコアをもとにTOP 10ランキングでご紹介。(フロントロウ編集部)

第10位:『風立ちぬ』スコア:88%

宮崎駿が発表した連載漫画『風立ちぬ』を原作とし、実在の航空技術者である堀越二郎をモデルに、堀辰雄の同名小説にもインスパイアされている2013年公開の映画『風立ちぬ』。「73歳の宮崎駿のこのアニメには、素晴らしい優しさと知的な理想主義がある」や「宮崎が作った映画の中でも特に喜びに満ちた美しさがあり、それゆえに不穏な雰囲気も醸し出している」と、歳を重ねてもなお衰えぬ魅力を発揮する宮崎監督へのコメントが多い。

第9位:『風の谷のナウシカ』スコア:88%

宮崎駿の同タイトル漫画を映画化した『風の谷のナウシカ』。地球が壊滅してしまった近未来を舞台に、“腐海”と呼ばれる森に生きる人々の闘いを描いている。海外では「宮崎駿の世界観の中でも最も奇妙で素晴らしいものの一つ」や「アニメだけでなく、SF作品としても素晴らしい作品」と、宮崎監督の持つ独特の世界観を挙げる声が多い。

第8位:『崖の上のポニョ』スコア:92%

2008年に公開された『崖の上のポニョ』が第8位。海沿いの街を舞台に、「人間になりたい」と願うさかなの子・ポニョと5歳の少年・宗介のストーリー。海外の批評家は「目を見張るような楽しさがあり、家族で一緒に観ることを強くお勧めする」、「彼の映画は夢のようなワルツで、すべてが流動的な動きであり、神秘的な揺らぎ」と、やはり水の表現の美しさを称賛している。

第7位:『もののけ姫』スコア:93%

1997年に公開された『もののけ姫』は、人間と自然との関係をテーマに描き続けてきた宮崎駿の大作。「アニメーションの世界で、なぜ宮崎駿が“神”と言われているかがよくわかる」や「目のご馳走で、アクション満載。とっても考えさせられるし、驚異的」といった声が上がっており、ビジュアルの美しさを挙げる観客が多数。

第6位:『となりのトトロ』スコア:94%

おなじみのキャラクター、トトロを描いた本作は、1988年のファンタジー作品。田舎に引っ越してきたサツキとメイが、子供の時にしか会えないと言われる不思議な生き物、トトロと出会う。海外の観客は、「シンプルに『となりのトトロ』は子供向けアニメーション映画の傑作。お勧めしない人はいない」や「子供向けの魅惑的な映画で、その素晴らしいシンプルさ、無邪気さ、かわいらしさがとても美しい」と、素直な子供らしさを楽しんでいる意見が多かった。

第4位:『ルパン三世 カリオストロの城』スコア:95%

1979年に公開された『ルパン三世 カリオストロの城』は、宮崎駿の初監督作品。『ルパン三世』シリーズの中でも、長くファンに愛されている一作。「いつものように宮崎駿監督の魅力がたっぷりだけれど、彼の落ち着いた子供向け映画にはないエネルギッシュなユーモアがある」や「『ルパン三世』の中で最高の作品というだけではなく、ルパンの物語でもある」など、宮崎作品というだけでなく、『ルパン三世』そのものへの愛も伝わってくるコメントが盛り沢山。

第4位:『紅の豚』スコア:95%

『紅の豚』は、世界大恐慌の時代のイタリア、アドリア海を舞台に、飛行艇を乗り回す空賊と、それを相手に賞金稼ぎで生きるブタの姿をした退役軍人の物語。宮崎駿自身が「子供向けの作品ではない」ことを明かしている本作は、「非常に深刻なテーマが根底にあるけれど、全体的におもしろおかしい」や「アニメーター・美術家の宮崎駿が、ハリウッドの戦時中の冒険映画にオマージュを捧げた傑作」といった声が挙がっている。

第3位:『天空の城ラピュタ』スコア:96%

「バルス!」というワードで有名な1986年の作品、『天空の城ラピュタ』。空に浮かぶ伝説の島“ラピュタ”をめぐり、少年と少女のファンタジックな冒険が繰り広げられる。海外では「時には、ユニークでスリリングな環境での楽しい冒険が必要」、「宮崎駿の思いもよらぬスリリングな冒険」と、作品の持つ没入感に驚く声が多い。

第2位:『千と千尋の神隠し』スコア:97%

第2位は、2001年に公開された『千と千尋の神隠し』。千尋という少女が、引越しの途中に立ち寄ったトンネルから、不思議な世界に迷い込むという物語。海外の観客は第75回アカデミー賞長編アニメーション部門を受賞した本作を「鮮やかで、面白いし、本当に畏敬の念を抱かせる」や「あらゆる理由や期待を超えた創造的な作品で、長編アニメーション賞を受賞したこの作品は、驚異的な功績を残している」と褒めている。

第1位:『魔女の宅急便』スコア:98%

堂々の第1位は『魔女の宅急便』! 主人公のキキが一人前の魔女になるため、知らない街で生活を始める様子を鮮やかに描き出した1989年の作品。海外の観客は「この映画は、女性らしさの良心的なガイドツアーだ。自立心、不安、そして西洋のどの子供向け映画よりも大胆にセクシュアリティなどを描き、普遍的な青春の問題を優しく語りかけてくる」や「この映画の愛らしいキャラクターと美しいアニメーション、そして自立と友情の価値観を強く表したストーリーに魅了されずにはいられない」と、ストーリーラインへの共感を示していた。

今回は、米批評サイトRotten Tomatoesのスコアを参考にご紹介。あなたの好きな作品はランクインしていた? ちなみに、宮崎駿監督がプロデューサーを務め、高畑勲が監督した『おもひでぽろぽろ』は、なんと100%の評価を獲得している。(フロントロウ編集部)

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