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まるで『ハリー・ポッター』の世界!中国の美しい本屋が話題

  • 2020.11.21
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本は別世界への扉というけれど、まるで魔法の世界のような本屋でなら、それが叶うかも!? 中国の四川省成都市にオープンした本屋が、まるでハリー・ポッターの世界のようだとSNSで話題。

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この本屋は鍾書閣という書店の店舗の一つ。2階建ての店舗のデザインを手掛けたのは、上海を拠点にするスタジオ「X+Living」の創設者で、デザイナーのリ・シャンさん。

特徴的なのは幻想的なミラーの天井。鏡の反射や錯覚によって、スペースを広く大きく見せている。この要素は、鍾書閣の店舗デザインを「X+Living」が担当するようになってからは、欠かせないデザインなんだそう。デザイナーのシャンさんは『Insider』へ想いをこのように語る。

「この空間に足を踏み入れたとき、自分と建物の大きさの違いを感じて欲しいんです」

この店舗では、8万冊以上の本と2万冊以上の雑誌を販売。それ以上に本があるように見せるため、本棚を高く見せるある工夫が。実は本棚の上の方は、本物ではなくデコレーションなんだとか!

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「X+Living」がデザインした鍾書閣のそれぞれの店舗は、地域の景色にインスピレーションを受けているのだそう。それは訪れた人が、地域と本屋の空間のつながりを感じられるようにという想いが込められている。

今回できた店舗のこのデザインは都江堰(紀元前3世紀にできた、ユネスコ世界遺産でもある古代の水利・灌漑施設)からインスピレーションを受けていて、デザインに1カ月、建設に5カ月かかったそう。

本棚はアーチ型でウォールナット素材を使ったもので、黒のタイルの床にはオーバル型のテーブルが。これは水に浮かぶボートをイメージ。

シャンさんのInstagramの投稿に、多くの人々はまるで魔法の世界のようだと絶賛。「ホグワーツのグレートホールと必要の部屋(あったり、なかったり部屋)のコンビネーションのよう」「マウリッツ・エッシャー(幾何学性グラフィック・アートの巨匠)の作品が現実になったかのよう」だというコメントも!

シャンさんは、世界中がパンデミックの影響を受け、生き方が変わってきている中でも、「体験」は残り続けると『Fast Company』に話す。

「隔離期間中の人々の反応から、デジタルテクノロジーではなく、五感で実際に体験するということを、人間は永遠に追求するのだなと感じました。私たちデザイナーはそれをもっと深く探求し、人々を驚かせるようなものを創作するべきです」

こんな素敵な本屋さん、いつか絶対に行ってみたい!

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