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【世界ひとり飯38】台北の夜市で、地元の人が舌鼓を打つ小籠包をビールと

  • 2020.11.15
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「台湾に行ったら絶対に食べたいもの」にいつもランキングされるのが小籠包。薄くて柔らかい皮に包まれた豚肉の餡に、ちょっとねぎも入って、レンゲにのせて皮を破ればじゅわーっと肉汁が。生姜に醬油と酢のたれで、熱々をいただくのは幸せです。世界50カ国以上を一人旅した筆者が、世界で出会い心に残った料理をご紹介。今回は、「通化街夜市(臨江街観光夜市)」。ローカルな夜市の小さなお店で、手作り感満載の絶品小籠包をいただきます。

小籠包

地元密着型!「通化街夜市」に出かける

通化夜市

日が暮れる頃になると、どこからともなく屋台が出てきて、だんだん空が暗くなってくると、灯りがきらきらと目立ち始めます。大安区の住宅街にあるこの夜市は、約300メートルの長さのメインストリートと裏通りもあって、このあたりに住む人たちで賑わいます。

台北のランドマークである101のビルからも歩ける場所にあって、ビジネス街も近いのですが、屋台料理や日用雑貨、おもちゃや洋服なども売られていて、生活感満載です。

通化夜市

メインの通りから一本北側の路地にあるのが、「正好鮮肉小籠湯包」。ちょっと薄暗い通りで不安になりますが、近づいてみれば店の表で小籠包を包んでは蒸していて、持ち帰るお客さんも多いようです。

通化夜市

目の前で小籠包が次々と包まれていきます。そのまますぐにせいろに入れて蒸されていきます。

お店に入って小籠包と焼売で台湾ビールを

小籠包

店内は10人も座ればいっぱいに。飲み物は「飲料請自取」と書かれた冷蔵庫から自分で取り出します。

通化夜市

台湾ビールを出して、少し待つと小籠包が運ばれてきました。薄い皮の内側の餡の肉もネギも、うっすらと見えるようで、その形も美しい。やっぱり生姜をのせ、酢醤油です。

小籠包

持ち上げてみると、ちょっと重みを感じます。熱いに違いないので、フーフーと冷ました後に、パクリといただきました。

口の中に入れると、ジューシーな肉汁が広がって、その後に肉の旨味がじゅわっと感じられます。具はシンプルなのに、なにもかものバランスがいいせいか、ものすごいおいしさ!たまらないです。さすが、地元の人たちに愛されているお店だけのことはあります。

台湾ビール

台湾ビールはすっきりと飲みやすくて、これをグビッといただきつつ、食べ進めていきます。居酒屋じゃないので、あくまでも小籠包のお供にビールといった関係です。

焼売

実は、食べ物のメニューはたった3つだけ。小籠包(湯包)100元(約370円)、酸辣湯 35元(約130円)、焼売 100元(約370円)。焼売もいただきました。こちらは上に小エビがのっているので、小籠包とは全く違ったおいしさ。こちらも海鮮と豚肉が入った餡の調合具合がいい。バクバクと食べれます。

有名店の小籠包は、種類もいろいろあって楽しいしおいしいですが、地元の人たちが集まる夜市の裏路地にある、ローカルな名店のものも、ぜひトライしてみてくださいね。

正好鮮肉小籠湯包

住所:台北市大安區通化街57巷6-1號

[All photos by Atsushi Ishiguro]

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