どう使うのがお得？賢い「Go To トラベルキャンペーン」の活用方法・注意点

新型コロナウイルスの影響を受けた観光業復興のためにスタートした『Go To トラベルキャンペーン』。キャンペーンが始まって数ヶ月が経ちますが、使いこなせていますか？

トラベルライターの石原有起さんは今までに数回利用していて、近場の旅を楽しんでいるんだとか。しかし、キャンペーンに関するニュースの情報はたくさんあるものの、一方で「使い方が分かりにくいのでは？」という印象を持った場面もあったそう。

そこで今回は石原さんに、2021年1月末まで続く予定の（2020年11月現在）『Go To トラベルキャンペーン』の賢い活用方法と注意事項を教えてもらいました。

2020年現在では、『Go To トラベルキャンペーン』対象の料金のプランは、予約時点で“割引対象プランであること”が明記されています。

そこで、予約の際に『Go To トラベルキャンペーン』の割引がされているプランを選ぶようにしましょう。うっかり対象外のホテルを予約してしまうミスが起きないように気をつけてくださいね。

2020年7月から行われているこの35％の旅行代金割引と、10月から配布されている『地域共通クーポン』を合わせて利用すると、最大半額が補助されるので、とてもお得に旅ができます。

『Go To トラベルキャンペーン』は主に宿泊旅行での利用が中心ですが、日帰り旅行の場合もキャンペーン割引が適用。基本的に交通費のみには適用されず、交通費と宿泊がセットになったプランに適応されます。

日帰り旅行の場合は、主にバスツアーなどが『Go TO トラベルキャンペーン』の対象。さらに、旅行会社で予約したプランのみが対象になるようです。

一連の『Go TO トラベルキャンペーン』で、おそらく最も注意が必要なのが、『地域共通クーポン』の取得方法や使い方ではないでしょうか？

地域共通クーポンは、2020年10月1日以降の『Go TO トラベルキャンペーン』を利用した旅行に対して付与される、旅行代金総額の最大15％分相当の電子クーポンです。訪れた地域のさまざまな施設やショップで金券として利用できるので、忘れずに受け取りましょう。

地域共通クーポンの発行タイプは2つあります。そして、それぞれ利用できる券種が異なります。

・紙クーポン（1枚1,000円）
・電子クーポン（1,000円、2,000円、5,000円の3つ）

一人1泊あたり6,000円が上限（日帰りプランは3,000円が上限）。また、1,000円未満の端数が生じる場合には四捨五入し、端数が500円以上の場合は1,000円のクーポンが付与されます。電子クーポンは、金額に合わせてレジ前で発券できます。

ちなみに、お釣りは出ないのでご注意を！

紙クーポンは対応店舗や施設が多く、電子クーポンに比べて利用しやすいですが、筆者がホテルのチェックイン時に受け取った際には、旅行者全員の身分証明書の提示が求められました。

旅行代金に含まれない未就学児の子どもは必要ありませんが、宿泊人数に含まれる子供（小学生）は、大人と同じように身分証明書が必要です。（もし忘れてしまってもクーポンは取得できますが、後日身分証明書のコピーをホテルへ郵送するように求められたので、少し手間がかかってしまいました。）

場所に異なる対応である場合もあるので、しっかり準備が必要なモノはないかをあらかじめ確認しておきたいですね。

地域共通クーポンが電子クーポンで発行される場合は、旅行当日の15時以降（日帰りプランは12時以降）に、自分のスマートフォンでクーポン受取サイトへアクセスして電子クーポンを受け取るというプロセスが必要です。

どちらのクーポンが発行されるかどうかは、予約した旅行会社やホテル、予約のタイプによって決まるので、紙クーポンが発行されない場合は電子クーポン受け取りサイトを確認して、忘れずにゲットしましょう。

筆者が10月初旬にキャンペーンを利用した時は電子クーポンのみの発行でしたが、サイトにアクセスしたら思った以上の高額が付与されていて驚きました！気づかないうちに失効……なんてことがないように、チェックするのをお忘れなく。

現在は紙クーポン、電子クーポンともに、利用できる施設やショップが続々増えています。上手に使えば、日本全国お得に旅ができるので、いつもより贅沢なホテルステイや、今まで訪れていなかった地域に出かけられるチャンス！

『Go TO トラベルキャンペーン』を賢く利用して、旅の思い出を作ってみませんか？もちろんコロナ対策は万全にしてくださいね。