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Y's 2015-16年秋冬コレクション - 民族×現代、新しいスタンダードを確立

  • 2015.5.24
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Y's(ワイズ)の2015-16年秋冬コレクションのテーマは「ハイブリッド」。2種類の要素が組み合わせられ、性質の異なるものが組んだ時の違和感が創り出す、感度の高いワードローブが並ぶ。

トラディショナルとモダン、あるいは装飾と機能性をミックスしたガーメンツは、単純にそれらを掛け合わせるのではなく、ブランドに携わる人々の感覚を通して表現。新しいエッセンスが加えられたルックの数々は、高いクオリティーで確固たる価値観を提案している。

ルーズなシルエットのパンツを、コーディネートに加えたものが多く登場。スカートとパンツを掛け合わせたようなフレアパンツには、ジャストサイズのブルゾンを合わせた。ブルゾンの刺繍や袖口、首元にはフラワーモチーフなどのエスニックな柄をプラス。ダークスタイルにスパイスを加えるモダンな演出だ。

また、スコティッシュプリーツに、モダンなサイケデリックパターンを合わせるスタイリングや、トライバルなケープ状のコートに、ツイードのテープを織り込んだものを合わせた“エスニックモダン”スタイルも展開。伝統的で装飾的な印象のあるアイテムを、時代に流されることがない、独特のフィルターを通すことで、全く新しい独立したファッションが確立されているように感じる。

幾何学模様が象徴的なボリュームのあるウェアのルックでは、ブラックのファブリックと柄のファブリックが重層的な深みを演出。アシンメトリーなフォルムでありながら、左右の重心は安定し、脱構築的かつ均衡が保たれたアイテムだ。

伝統と現代という二項対立は、Y'sというブランドの流れからも感じ得る。これまでブランドが打ち立ててきたスタンダードを継承しつつも、生まれ変わらせたメソッドが散りばめられている、本コレクションは、Y'sのニュースタンダードとして、これから伝えられるであろうシーズンとなった。