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車で移動販売する、おにぎりシャトルがシカゴに登場。チーズやペッパーなどを使ったアメリカンなおにぎりが今大人気!

  • 2020.11.9
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すべてが丁寧で、心のこもったサービスがシカゴで喜ばれています。

日本の心飯のおにぎりがシカゴで話題!

新型コロナウイルスの蔓延により、現在シカゴでも思うように外食ができない状態です。このおにぎりシャトル「Onigiri Kororin(おにぎり ころりん)」は、まさにうってつけのサービス。毎週、決まった場所と時間を設定し、ルーティンで配達しています。

「Onigiri Kororin」を営むのは、東京で飲食業のマネジメントコンサルティング会社に務めていた若きオーナーの勝山雄太さん。勝山さんはシカゴに留学中だった今年、新型コロナウイルスが流行り、その間にこのおにぎりシャトルを思いつきました。若者や会社勤めの人が多い地域にシャトルで登場して販売したり、人気の雑貨屋などでおにぎり売り場を設置させてもらって販売したりしているうちに、忙しくて食事をとる時間が無い人や、外食したくてもできない人などから「気軽に日本の味が楽しめる」と注目を集め、現在口コミでは人気が急上昇中!

なぜシカゴでおにぎりなのか?

オーナーの勝山さんと共同経営者のクリスティーナがシャトルでシカゴを颯爽と走ります。
自家用車兼シャトルのルーフトップには、おにぎりの形をした看板が設置されています。

勝山さんが留学中にデザインの授業で、おにぎりの型をしたメーカーを作ったことが、クラスメイトや教授に好評で、シカゴ名物のホットドッグや、サンドイッチのように手軽に食べられるのでは? とアイディアが出たのだとか。
「おにぎりはキャンバス!」と、好きな味、色、食感など、さまざまな“表現”が可能だと言います。アイディアは無限大で、今後もいろいろな種類が出てきそうです。

シカゴはニューヨーク、ロサンゼルスに次ぐ第3の都市で、新しいことや流行に敏感な人たちが多く、日本食レストランや食材など、自然に異文化にふれる機会も多い場所。そんなシカゴで、ヘルシーでもある「おにぎり」という文化は、地元の人たちにすんなり受け入れられているようです。

日本の味を出しつつ、アメリカでウケる味をチョイス

おにぎりセットに、みそ汁、箸があるほか、アメリカンなスリラチャソースがついています。
この日、自転車で取りに来た地元シカゴアンの女性はうれしそうに受け取っていました。

シカゴの人たちが、おいしく食べられて、ヘルシーな食べものとして考えられた「Onigiri Kororin」のおにぎりは、日本ではあまり見かけないようなアメリカンスタイルで、どれも香ばしく風味よく焼いた、焼きおにぎりのスタイルになっています。
シカゴのラーメン屋さんから仕入れているチャーシューをたっぷり使った「Pork Belly」、梅干しにおかかとチーズを混ぜて酸味をやわらかくしたやや和風寄りの「Ume Okaka Cheese」、甘いコーンとチーズに加え、パンチの効いたペッパーを使った「Corn Cheese Pepper」、鮭の風味をバターでまろやかに包む「Salmon Butter」など、アメリカナイズされた味など全5種類。これに、おみそ汁とたくあんをセットメニューにして提供しています。
日本でも珍しい本物の竹の皮に包むこだわりもシカゴでは「アーバン(都会的な、洗練されているなどの意味)」と評価が高くなっています。

おにぎりは手軽にアレンジできるので、これらの組み合わせも参考に、アメリカンなおにぎりを自宅で試すのもいいかもしれません。
また、海外旅行が楽しめるときがきたら、シカゴを訪れた際にはぜひこの「Onigiri Kororin」も試してみてくださいね。

■Onigiri Kororin
https://www.onigirikororin.com
Instagram: @onigirishuttlekororin

写真・文/脇方真由美

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