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洋のエッセンス感じる、新感覚中華。

  • 2020.11.6
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神楽坂の古民家イタリアン、アルボール。自家菜園を持つことで知られる同店の姉妹店がこちら。といってもこちらは中華料理店。広東料理をベースに洋のニュアンスを随所にちりばめたオリジナルメニューを楽しめる。

たとえば前菜の「生XO醬」。通常は干しエビや干し貝柱で作るところを、生の甘エビとホタテでタルタル風にアレンジし、ブルスケッタスタイルで提供するといった塩梅だ。人気メニューの「真黒酢豚」は鮨の名店御用達であるヨコ井の酢を使い、まろやかな酸味を演出。それでいて技法は中華そのままに仕上げるなど、骨格はしっかりとしたチャイニーズ。日本の食材に積極的に目を向ける姿勢にも注目したい。

手前は「季節の前菜盛り合わせ」¥1,800。スペシャリテのよだれ鶏やホタテと甘エビの生XO醬、ボタンエビの紹興酒漬けなど6種が並ぶ。奥は「ヨコ井の真黒酢豚」¥2,000。ワインはグラス¥500~

「天津飯」¥1,800。肉厚でふわふわの卵を鶏ガラとホタテ出汁のあんが優しく包むソフトな味わい。

日本産やヨーロッパの自然派など、ワインの品揃えも豊富。

雅宝(アルボール)東京都千代田区神田淡路町2-23-7tel:03-6811-6050営)11時30分~14時L.O.、17時~22時L.O.(月~金)11時30分~14時L.O.、17時~21時L.O.(土、祝)休)日予算:昼¥1,100~、夜¥8,000~座席数:カウンター6席、テーブル16席、8~16人用個室1室www.cardenas.co.jp/shop/family/arbol-awajicho

*『フィガロジャポン』2020年11月号より抜粋

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