身体ナビゲーションVol.52「リンパ液とふくらはぎの関わり」

こんにちは。健康管理士のSAYURIです。

前回は『リンパ循環の仕組み』(http://papimami.jp/45468)についてご紹介しましたが、リンパ液は血液に比べて循環がとてもゆっくりなことに驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、リンパ液の循環と“第二の心臓”とも呼ばれているふくらはぎについて解説したいと思います。

●リンパ管の逆流防止弁と自動運搬機能

体の深部にあるリンパ管には、内部のリンパ液が逆流して手足などに留まることを防いでくれる逆流防止弁の構造があります。また、リンパ管には自動的に収縮するシステムがあり、リンパ液を次の弁と弁の間へと押し出して一方向に運んでいきます。これは胃腸などの消化器官と同様に一定のリズムで行われる自律的な収縮運動です。

自動的に収縮運動が起こるのは、リンパ管の壁には平滑筋があるためです。平滑筋は、自分の意思で自由に動かすことのできない不随意筋で、自律神経の働きに影響を受けます。

●筋肉運動による筋肉ポンプ

体を動かすことで筋肉が収縮・弛緩されると、筋肉によってリンパ管が圧迫されます。これによってリンパ管内の弁が開き、その開いた方向にリンパ液が送られてきます。このように筋肉はリンパ液を送り出すポンプの働きをするため、“筋肉ポンプ”(または乳搾りに似ていることから“ミルキング・アクション”)と呼ばれています。

●ふくらはぎは第二の心臓!?

心臓はポンプの機能を果たす大切な臓器ですが、私たちの体には“第二の心臓”と呼ばれる箇所がもうひとつあります。それが、ふくらはぎです。心臓から最も遠い足の血液は重力に逆らって上がって行かなければなりません。ふくらはぎには、その血液を円滑に循環させる役割があるのです。

このように心臓だけでは補いきれない下半身の血流を促す働きがあるため、ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれています。しかし、ふくらはぎは重要な器官でありながら、重力などの影響で血液の循環が悪くなると冷えてしまうという特徴があります。

冷えは筋肉が硬くなることにつながります。筋肉が硬くなるとポンプの働きが悪くなり、血流が悪くなってしまいます。さらに、ふくらはぎは血液だけではなく、リンパ液を体にめぐらせるポンプとしても機能しているため、老廃物を運ぶ役割のあるリンパ液の流れが滞るとムクミにもつながります。

ふくらはぎを触ってみて、冷えを感じるときには、足首と足の指を動かしたり、ふくらはぎをマッサージして血液やリンパの流れをよくすることを心掛けるといいでしょう。

【参考文献】

・総務省認証予防医学学術刊行物『ほすぴ』成人病予防対策研究会発行

●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)

長年の医療機器メーカー勤務の経験から健康管理士、食育インストラクター、心理カウンセラーの資格を取得し、健康管理士事務所『優縁』を設立。現在、食で愛を育む食愛ナビゲーターとして、食育の講演や執筆活動を中心に、NPO法人『予防医療推進協会』理事長として、成人向けの生活習慣改善のさまざまな提案を発信中。

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