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京都「ホソオギャラリー」が、コンピューターと職人による新たなアートピースを公開。

  • 2020.11.6
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織物をメディアと捉え、立体的に文化や歴史を表現する「ホソオギャラリー(HOSOO GALLERY)」では、「QUASICRYSTAL ―コードによる織物の探求」と題し、研究開発プロジェクトによる新作を展示中だ。

京都西陣「HOSOO」は、2017年より、アーティスト/プログラマーの古舘健氏とともに、織物の根源的な構成要素である「織 組織」に関して、研究開発事業に継続して取り組んできた。2019年からは、平川紀道氏、堂園翔矢氏、巴山竜来氏という、アート、デザイン、数学と異なる領域においてコンピューテーションによる表現や研究活動を行う3名を迎え、プログラミングによる新たな織組織の制作、実験、開発を行っている。

そして「HOSOO」ならではのプロセスとして、新しく制作された織組織を職人たちが受け取り、西陣織ならではの素材、技術によって、普遍的な美を兼ね備えた全く新しい織物へと導いていく。

この展示では、人間の寿命では計算しきれない組織をコンピューターが作り上げ、人間の手と感性で仕上げるというプロセスを経て、美とは何かということを問いかけた新作を公開している。1200 年の歴史上初めて生まれた織物による、圧巻のアートピースは一見の価値有り。

QUASICRYSTAL―コードによる織物の探求

開催期間/~2021年2月13日(土)

開催場所/「ホソオギャラリー(HOSOO GALLERY)」 京都市中京区柿本町412

Tel./075-221-8888

開館時間/10:30~18:00

・入場は閉館の15分前まで

定休日/日、祝日、年末年始

入場料/無料

問い合わせ先/075-221-8888

https://www.hosoogallery.jp/exhibitions/

Text: Aya Hasegawa

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