1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. 今や寿司や天ぷらじゃない?訪日外国人の好きな日本食ランキング

今や寿司や天ぷらじゃない?訪日外国人の好きな日本食ランキング

  • 2020.11.6
  • 104204 views

ひと昔前は、外国人が好きな日本食と言えば、天ぷらや寿司が定番でした。しかし、外国人観光客の数が大幅に増え食の多様化が進む中で、そのランキングは様変わりしました。 ここでは、観光庁が行った「訪日外国人消費動向調査2019」の中から、外国人が「最も満足した飲食」のうち、トップ5をご紹介します。

■5位 そば・うどん 4.4%

5位にランクインしたのは、「そば・うどん」で、4.4%の人が最も満足した飲食として挙げています。その理由を、「伝統的・日本独自」としたのが28.9%と上位5つの中で最も高く、そば・うどんで日本らしさを堪能した人が多かったことが伺えます。

■4位 魚料理 12.6%

4位は「魚料理」。12.6%の人が最も満足したと答えています。魚料理の評価は、72.2%が「食材が新鮮」 としており、上位5メニューの中で、最多となっています。日本だから味わえる刺身や、新鮮な魚で料理される素材を活かした味が評価されました。

■3位 寿司 15.6%

3位には寿司がランクイン、15.6%の人が支持しました。満足した理由は70.1%が「食材が新鮮」と回答。「伝統的・日本独自」とした人も、「そば・うどん」に次いで多い26.4%となっています。

昔は「寿司」が最も満足した日本食でしたが、2015年に「ラーメン」に首位を奪われてから、ずっと3位に甘んじています。

■2位 ラーメン 19.3%

2位は「ラーメン」となり、2割弱(19.3%)が選んでいます。 最多の評価は、94.1%が「美味しい」とし、4人に1人(25.2%)が、「伝統的・日本独自」としています。今や外国人にとってのラーメンは、日本を代表する美食となりつつあります。

■1位 肉料理 26.7%

堂々の1位となったのは、4人に1人(26.7%)が選んだ「肉料理」です。「食材が新鮮」「伝統的・日本独自」の評価は低いものの、94.9%の人が「おいしい」と評価しています。肉料理は、2018年にラーメンを抜いてトップとなり、2019年はさらにその差を開いて、トップの座に輝いています。

■外国人の好みも変化している

日本食=寿司・天ぷらというかつての方程式は今や通用せず、外国人の日本食に対する好みは多様化しています。今やインバウンド大国となった日本ですが、今後もこうした訪日外国人のニーズに、上手に対応していかなくてはならないようです。

文・coolpolaris(マーケティングプランナー・ライター)

元記事で読む
の記事をもっとみる