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「35才から人生を変える!」を実現した「ふつうの女性」2人

  • 2020.11.4
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かつて、日本には「35才転職限界説」がありました。一度就職した会社に、定年するまで務めるのがデフォルトだった時代には、一生のうちに何度も職を変えることは想定されていなかったのです。

しかし、今は違います。新卒で入社して定年まで同じ会社で勤め上げる人は、マジョリティではなくなってきています。それにともなって、30代、40代から転職したり、他業種に挑戦したりすることも増えてきています。

かつて、日本では「女性はクリスマスケーキ」と例えられていました。24才がピークに売り時であり、25才を過ぎたら、誰からも相手にされなくなる、値段が下がってくる、という超女性蔑視な価値観が、かつては普通にあったのです。

しかし、今は、絶対に結婚しなければならないという時代でも、若ければ若いほど価値があるという時代でもありません。30代、40代はもとより、70代、80代で新しい恋をする人も当然います。

今を生きる女性のふたりにひとりは90才以上長生きする、と言われている昨今、30代はまだまだ人生が始まったばかり、とも言えます。とはいえ、旧来の価値観を引きずったまま、30代になり、「もう若くないし、新しいことに挑戦するのには遅すぎる」と感じている人もいます。まだまだ可能性がある年なのに、そんな風に考えてしまうのはとてももったいないことです。

ということで今回は、35才以降で新しい人生を進み始めた女性のパワフルなエピソードを紹介していきます。

ケース1. 30代後半から大学に入り直して、医師に

Rさんは、新卒で入った専門商社で、アパレルの輸出入を担当していました。英語が得意で、グローバルに活躍したいと思ったために選んだ仕事で、仕事にはやりがいを感じていました。

しかし、会社は古い体質で、女性は男性と同じように昇進していくことができず、悔しい気持ちを抱えていました。男女関係なく評価される専門職につきたい。そう考えたRさんが一年発起して選んだ仕事は、医師。35に決意し、実際に大学に合格したのは38才。医師として働き始めたのは50手前でした。

「遅すぎるという人もいるかもしれません。でも、これから30年は医師として働けます。30年あれば、十分だと思いませんか?」。Rさんは、今、セカンドキャリアを華々しく歩き出したところです。

ケース2. 日本に疲れて、外国に出てみたら人生変わった

Mさんは、35才まで日本で派遣社員として働いていた女性です。

「仕事もぱっとしないし、出会いもなかった。同居している家族からは、結婚しろというプレッシャーをかけられて辛かった」というMさんは、このままここにいたら、一生実家から離れられない、と思い、海外ひとり旅を決行。旅先で10才年下の法律を学んでいるオーストラリア人の大学院生と恋におち、すぐに結婚を決めます。

「国際結婚は大変だし、別れることになったらめんどくさいよ、とか、まだ相手のことを知らないだろうから急がないほうがいいとか、周囲からは反対されました。でも、私は彼と生きていきたいと思ったんです。こんな風に思える人と出会ったのは人生初めて。これから困難もあると思いますが、彼となら乗り越えていけると信じています」。

Mさんはバンクーバーで挙式し、今は彼とふたりで暮らしています。現地で日本人向けフリーペーパーの編集という仕事も始め、すごく楽しいとか。Mさんは最愛のパートナーと、自分が好きになれる仕事に、30代後半になって巡り会えたのです。

何才からでも人生は変えられる

若い頃の方が選択肢は多い。これはまぎれもない事実です。しかし、RさんとMさんのエピソードは、「何才からでも、変えようと思えば人生は変えられる」という希望を私たちに与えてくれます。

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