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コラージュ作家が集めた紙と布の雑貨店「stock」

  • 2015.5.21
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世田谷区経堂にある「stock(ストック)」は、コラージュ作家のオギハラナミさんのお店。国内外から集められた紙ものや布ものはどれも愛らしくて、手に入れたくなってしまうものばかりです。

ほのぼのとした雰囲気の商店街にあります

小田急線経堂駅の北口より「すずらん通り商店街」に進んで、徒歩約7分。「刃物研ぎます」と手書きされた看板が目印の金物店を通り過ぎた左側に「stock」はあります。

「すずらん通りは青果店や和菓子店が何軒もある昔ながらの商店街。素敵な文房具店やカフェギャラリーなどふらりと立ち寄れるお店もあるので、散歩するのも楽しいですよ」とオギハラさんが教えてくれます。

旅で集められたかわいいものが賑やかに並びます

店内をぐるりと見まわすと、これは何かなと手に取りたくなるものがいっぱい。まず目にとまったのは、オギハラさんがトルコの問屋街で見つけたケバブサンドを入れる細長い紙袋(250円)と、ドライフルーツを入れるざらざらとしたクラフト袋(280円)。これらがトルコで使われている様子を思い描くと、旅心がそそられてわくわくします。

オギハラさんは外国へ行くと、必ず問屋街や市場、蚤の市を訪れます。すると、現地の人によく「なぜ、あなたは観光地へ行かないで、ここにいるの?」と聞かれるそうです。

「なぜかというと」と、オギハラさんは微笑みながら続けます。「私は海外で紙を探すのが楽しみで、旅した国の素朴でかわいい紙を集めるのが好きなんですよね」。

紙袋はほかにも、イギリスのマネー袋(150円)、ドイツの果物袋(150円〜)、アメリカのデリバリー袋(250円)、日本のバラ柄小袋(80円)…とあり、種類が豊富。

チェコの古いマッチラベル(300円〜)、アンティークのビンゴカード(900円)、ドイツの荷札(320円〜)、トルコの包装紙(250円)、タイのグラシン紙(480円〜)といった紙ものも並べられ、どれも味わい深くて心がときめきます。

楽しみ方は自分なりの方法でさまざま

店内には布ものも目立ちます。タイやインド、アフガニスタンで仕入れたバッグやポーチなどが揃うほか、オギハラさんが作ったペンケースやバッグもあります。

お手製の「ペンケース」(1620円)は、いろいろな国の布を使ったもの。タイの山岳民族が小物やアクセサリーに用いるという色とりどりのウールのボンボンもついて、それぞれ世界にひとつだけのオリジナリティにあふれています。

「stock」を訪れるお客さんのなかには、こちらのお店の紙やボンボン、紐、レースなどの素材を使って、コラージュを作成したり、バッグやアクセサリーを作ったり、自分なりの方法で楽しんでいる人たちも多いそうです。「なるほどそういう使い方があったかとお客さんから学ぶこともあります」とオギハラさん。

タイや台湾のビニール袋(100円〜)はラッピングに、台湾のプラスチック食器(40円〜)やタイのストロー(100円)はおやつやお弁当の小物に、タイのクリップ(200円)や中国の画びょう(220円)は箱をお部屋に飾ってインテリアになどと、日用品や文具品もお客さんは思い思いに使いこなしているそうです。 オギハラさんが旅に出るのは年に2回ほど。そのたびにお店はどこかの国のかわいいものであふれます。ちなみに、6月3日(水)~11日(木)にはベトナムへ買い付けに行ってくるのだとか。どのようなものが並ぶのか楽しみで、目を離すことができないというお客さんも多いようですよ♪

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