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【からだケアレシピ】秋の乾燥対策に「豚肉と落花生の炊き込みご飯」

  • 2020.11.4
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秋は乾燥のシーズンです。

10月も前半まではすっきりしないお天気が多く、下旬になってようやく気持ちの良いお天気が続くようになりました。秋も深まり、11月はいよいよ食欲の秋、といったところでしょうか。

中医学では五行説によってそれぞれの季節の気候の特徴が示されていて、薬膳でもそれに伴う不調に対策していきます。

秋の気候の特徴は「乾燥」。

気持ちの良いお天気ではありますが、私もすでにお肌の乾燥や空咳が気になってきています。

今年は感染予防にアルコールジェルを頻繁に使うこともあって、いつもより早く手荒れも始まっているように感じます。またお肌や呼吸器以外にも乾燥が原因で便秘になることもあるので要注意です。

潤いを補う

そこで今回は、からだを潤わせる食材を使ったお料理をご紹介したいと思います。どんなお料理にしようかと悩みましたが、ちょうど新米の季節ということもあって炊き込みご飯をチョイスしました。

このレシピで潤いを補う食材は豚肉、落花生、そしてエリンギ

落花生はとくに肺を潤して、咳止め効果も期待できるものです。乾燥で一番ダメ―ジを受けるのが(呼吸器全般を含む)肺なので、空咳が気になる人はカロリーと相談しつつ、おやつに落花生をポリポリつまんでいただいてもよいですね。ただしこの炊き込みご飯にはおつまみのバタピーよりも、殻から取り出した薄皮付きものがおすすめです。薄皮には血を補う働きもあるとされているからです。落花生を炊き込みご飯に入れるとちょっと不思議な食感になるので、そのあたりもぜひ楽しんでいただきたいです。

肺は経絡でお肌とつながっていると考えます。乾燥肌対策として肺を潤す食材は、落花生の他に山芋、きくらげ、春菊、ゆり根、柿、バナナ、みかん、リンゴ、アーモンド、ぎんなんなどもあります。りんごやみかん、アーモンドなどは取り入れやすいと思うので、意識して取り入れてみてください。

そして年中出回ってはいますが、秋らしい食材の代表格であるきのこ。それぞれに違った効能があって、潤いを与えるとされるのがエリンギです。

豚肉は潤いだけでなく気も補います。寒くなってくると気を消耗しがちですし、風邪予防や、からだを自力で温めるためにも気を補うタンパク質はしっかり摂りたいところです。

【11月のからだケアレシピ】豚肉、落花生、エリンギの炊き込みご飯

材料(3~4人分)

・米……2合
・豚肉(切り落とし)……150g
・酒……大さじ1
・落花生……正味30g
・エリンギ……大1本
・しょうが(千切り)……大さじ1

【A】
・オイスターソース……大さじ1と1/2
・しょうゆ……大さじ1/2
・万能ねぎ……適宜

作り方

1. 米を研ぎ、ザルにあげる。豚肉は1cm幅に切り、酒を揉みこむ。エリンギは縦半分に切ってからスライスする。万能ねぎは小口切りにする。

2. 炊飯器に米とAを入れてまぜ、豚肉、落花生、エリンギ、しょうがをのせて炊く。

3. 炊きあがったら蒸らし、全体を混ぜる。器に盛り、万能ねぎをふる。

水加減はお好みで加減してください。

辛すぎるものに要注意!

これから寒さも増してくると、からだを温めるために辛いものを食べようと思いつく人も多いと思います。

適度な量なら巡りのためにもよいのですが、辛いものはからだの中に熱を発生させるもの。摂りすぎるとその熱は乾燥につながります。ほどほどに楽しんでください。

これから暖房も加わって、より乾燥するシーズンですが、いまからしっかり予防して潤ったお肌をキープしていきましょう。

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