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テイラー・スウィフト、ジョー・バイデン候補のために「キャリア初の許可」を出す【アメリカ大統領選】

  • 2020.11.3
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今年のアメリカ大統領選で民主党のジョー・バイデン候補をサポートするため、テイラー・スウィフトが「キャリアで初」となる許可を出した。(フロントロウ編集部)

テイラー・スウィフトが「キャリア初」の許可を出す

デビュー時から頑なに政治発言を公でしなかったことで知られ、2018年10月に初めて政治的な発言を解禁し、当時のアメリカ中間選挙で民主党候補者に投票することを表明したテイラー・スウィフト

それまで自身の政治的なスタンスを明かしてこなかったテイラーは、政治的な発言をしてこなかっただけでなく、政治的なキャンペーンで自身の楽曲を使うことも許可してこなかったのだけれど、今回、米現地時間11月3日に投開票が行なわれる大統領選のキャンペーンで初めて、自身の楽曲を使用する許可を出した。

画像: テイラー・スウィフトが「キャリア初」の許可を出す

テイラーは今回、カリフォルニア州の民主党議員エリック・スワルウェルが立ち上げた政治活動委員会によるキャンペーン広告に対し、自身の楽曲「Only the Young」を使用する許可を出している。

ちなみに、テイラーが政治キャンペーンに楽曲の使用許可を出すのは今回が初めてであるものの、米Rolling Stoneによれば、今夏に行なわれた民主党全国大会で放送された動画にも、テイラーによるトム・ペティの「American Girl」のカバーが使用されていたという。

「Only The Young」を使用した民主党のキャンペーン広告

テイラーの楽曲と同じく「オンリー・ザ・ヤング」と題されたこのキャンペーン広告は、民主党の大統領候補であるジョー・バイデン前副大統領への投票を促すためのものとなっている。

キャンペーン広告「オンリー・ザ・ヤング」の動画はこちら。

動画は、民主党の副大統領候補であるカマラ・ハリスによる「なぜこんなにも大勢の力を持った人たちが、私たちが投票するのを難しくしているのでしょうか?」というナレーションからスタートする。

「Only the Young」は、2020年1月にNetflixで配信がスタートしたドキュメンタリー『ミス・アメリカーナ』の撮影中に行なわれた2018年11月のアメリカ中間選挙での結果(※)を受けて落胆したテイラーが、自身と同様に政治不信に陥っているミレニアル世代の若者たちを励まし、鼓舞したいという思いから制作したもの。

画像: 「Only The Young」を使用した民主党のキャンペーン広告

※上院はトランプ大統領の与党・共和党が多数派を維持する一方で、下院は野党・民主党が多数派を奪還。これにより上院と下院で多数派が異なる「議会ねじれ」の状態が続くこととなり、党派間の分断が進み、「決められない政治」が続くことに。さまざまな問題を解決するための議論が停滞すると予想された。テイラーは故郷テネシー州で自身が推していた民主党議員が落選したことにも肩を落とした。

「Only the Young」には次のような歌詞が含まれている。

「彼らは私たちを助けてなんてくれない/自分たちのことに夢中になっているから/彼らにこの状況を変えるつもりなんてない/私たちは自分たちでやらなければいけない」

ジョー・バイデン候補への支持を表明したテイラー

先月、テイラーは米V Magazineとのインタビューでバイデン候補への支持を正式に表明。次期大統領に求めることについて、「私たちに最も必要な変化は、有色人種の人たちが安全で、適切に代表されているように感じられるようにし、女性たちには自分たちの身体について選択する権利があり、LGBTQIA+コミュニティの人たちはより認められ、包括されるべきだということを認識する大統領を選ぶことです」と語っていた。

「BIDEN 2020」と描かれたお手製のクッキーまで焼いたテイラー。

さらに、テイラーは「誰しもが、地球規模の健康的な危機を深刻に捉え、人々の命を第一に考えてくれる政府を与えられるべきです」と述べた上で、次のように続けた。「状況を改善するために私たちにできる唯一のことは、これらの問題に積極的に向き合い、それに取り組んでいく方法を見つけてくれるリーダーを選出することです」。

「今年の大統領選では、誇りを持ってジョー・バイデンとカマラ・ハリスに投票するつもり……彼らの統治下でなら、アメリカが切実に必要としている癒しのプロセスを始めることができると信じてる」

(フロントロウ編集部)

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