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病気の子どもを預けられる「病児保育」のサービス内容と注意点3つ

  • 2015.5.20
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【ママからのご相談】

育休を終えて仕事に復帰する予定です。育休から復帰した経験を持つ先輩からは、「復帰したては子どもがすぐに熱を出して、保育園に呼び出されるので仕事にならない」と聞きました。

また、予定が入っているのに子どもが熱を出した場合を考えると、夫を頼ることができないこともあるので、仕事を続けていいものか心配になってしまいます。皆さんどのようにやりくりしているのでしょうか。

●A. 病児保育を利用してみてはいかがでしょうか。

ご相談ありがとうございます、ライターの常磐麗奈です。

共働きを続ける上で特に問題になってくるのが、子どもが病気のときの預け先ですよね。近所に親が住んでいて預かってくれたり、夫婦どちらかが子ども優先で勤務できる場合はいいのですが、そうでない場合もあると思います。

今回は、そういうときにおすすめしたい『病児保育』をご紹介します。

●『病児保育』とは

内閣府子ども・子育て支援新制度施行準備室が公開している資料『子ども・子育て支援新制度について』によると病児保育は、

**********

病児について、病院・保育所等に付設された専用スペース等において、看護師等が一時的に保育等する事業

**********

とされています。

たとえば、「熱があって保育園に預けられないが仕事を休めない」「病み上がりなのでもう1日保育園を休ませたい」といった場合などに預かってもらえます。ただし、水痘やインフルエンザにかかった場合など預かってもらえないケースもあります。

●利用方法

認可・認証・認可外の保育園に通っている園児(スポット利用を除く)が利用できます。利用にあたっては、あらかじめ病児保育利用登録をしておく必要があります。

保育園を通して登録申請をする自治体もあれば、直接病児保育を実施している施設で登録する場合もあります。利用の際は、前日夜に予約を入れて当日の朝に受け入れ可能か連絡をもらう方法をとっている施設が多いです。また、当日朝の利用申し込みでも、空いていれば受け入れ可能な場合もあります。

●預かり時間と費用

時間は通常の保育園と同様ですが、延長保育がありません。お昼はお弁当を持参したり、給食があったり、さまざまです。費用は1日2,000円程度です。

●利用上の注意点

子どもが病気になっても預かってもらえる心強い味方ですが、次の注意点があります。

●(1)施設数・定員数が少ない

病児保育施設数が少ない上に、定員も1施設2名から6名程度と少ないです。

●(2)延長保育がない

延長保育がありませんので定刻に迎えに行かないと厳しく注意されたり、次回利用を断られるなどペナルティを課されたりします。

●(3)当日医師の診察を受けてからの利用になる

朝、医師の診察を受けてからの利用になるため、お仕事の始業時間に間に合わなくなる可能性があります。ただし、病児保育利用者は優先して診察してもらえる場合もあります。

●積極的にサービスを活用しましょう

前述のように、受け入れ可否がわかるのが当日朝となるため、予定が立てづらいことを理由に利用をためらう人や、病気のわが子を預けるという罪悪感からなかなか利用できない人もいます。

筆者の場合は1人目のときは知識がなく、「仕事よりも子ども優先」と考えて利用しませんでしたが、2人目、3人目は有給の残りが少なくなってそうも言っていられなくなったのと、「積極的に自治体のサービスを利用しよう」という気持ちになって、よくお世話になっていました。

●病児保育の活用例

病児保育を上手に利用する方法としては、子どもの体調が悪化した初日のぐったりしているときは自宅で看病し、少し回復してきたら病児保育で1日か2日預かってもらうという方法をおすすめします。

これなら、本来は3日休まなければいけないところを1日休むだけで済み、必要に応じて子どもに付き添いながら仕事の穴も最小限にできます。

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いかがでしたでしょうか。病気の子を預けるなんて、と思う方もいるかもしれませんし、お子さんはやはりご両親と一緒がうれしいでしょう。しかし、お医者さんと看護師さんが診てくださるという点で安心ですし、仕事を長続きさせるためにはとてもありがたいサービスです。

【参考リンク】

・子ども・子育て支援新制度 制度の概要 | 内閣府

・全国病児保育協議会加盟施設一覧表 | 全国病児保育協議会

●ライター/常磐麗奈(ファイナンシャルプランナー)

大学卒業後、1年間の就職浪人を経て投資顧問会社に就職。株式運用ファンドマネージャーのアシスタントをする傍ら、海外株式へ投資する投資信託の運用レポート作成などを担当。2003年に第一子出産以降、3度の出産、育児休暇、復帰を繰り返すも、三児の育児と家事と通勤に追われる毎日に疑問を感じ、2012年に退職。20代に取得して塩漬けしていたファイナンシャルプランナーの資格を活かして起業するのが目標。さらなる知識習得のため、上級資格であるCFP®受験中。趣味は、味噌、柏餅、筍煮、梅ジュースなど、年に一度だけの手作りを楽しむこと。