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今月の出会いは… 仏教の開祖とお釈迦

  • 2020.11.1
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11月を迎えました。暦には7日に「立冬」の二文字が表示され、間もなく冬の「気」がやってくることを告げています。

お元気でしたか。

予想によると今年の冬は寒く、しかもかなり長期間におよぶそうです。 きっと今頃、森の動物さんたちは冬の準備で忙しくしていることでしょう。

長い冬を越すために、木の実がたくさん落ちていると良いのですが・・・。

10月のお便りではベートベンと私の誕生日が同じだったことから話が飛躍しましたが、今月もやや飛躍気味?

話が飛んでしまうのは、きっと「読書」という時空を超えて様々な体験の引き出しをあけてくれる本の魔法のおかげだと思います。

本の世界では時間を超えて様々な年代へと、飛び込んでいくことができます。 更に空間もフリーなので、どんな場所にだって瞬間移動ができるのです。

知らない人と本の中で出会い、読み終わるまでその人と一緒に「心の旅」を共にする。

気持ちがリンクして共鳴したり、「私だったら絶対にそうしない!」 と、知らず知らずのうちに感情移入をしてみるなど、読書は第二・第三の人生を創ってくれるたのもしい魔術師です。

さて、今月の出会いは・・・。

仏教の開祖とお釈迦様です。 本当の自分と向き合いためには、どうしたら良いですか?

そんなあなたにヒントを、もたらしてくれそうなお釈迦さまの教え。

“南無阿弥陀仏”というお話ではありませんから、お線香やお数珠は出てきません。

このページも正座して神妙な気持ちで読まなくても大丈夫ですよ。 寝転んでお菓子を食べながらどうぞ。 )^o^(

「本当の自分と向き合いたい」 「自分とは?」

そんな疑問を持つことはとても自然なことだし、人生の中で何回かそうした思いを掘り下げたい時期があると思います。

「自分とは・・・」 と、結局この茫漠とした問いへの回答、私がたどり着いたのは少なくとも 「他人の評価に非ず(あらず)」 。

「自分のことは自分で決める」

それでいいのではないかしらと思っています。 だからこのページと読んでいるあなたは、少なくとも誰かの言葉や態度で自分のことが決まるなど、ゆめゆめ思わないようにしましょう。

では、お釈迦さまのお話のハジマリ、ハジマリ。

釈迦曰く(いわく)、私たちには自分という存在があり、それがあたかも真の姿のように考えているが、そもそもその考えのスタートがヤバイ!

「それって錯覚なんだよー」 と言っている。

え? いきなり! と思うでしょう。

しかし、紀元前5世紀ごろに存在したブッダは 「常に変わらない自分がいる。そしてその存在を永遠のものだと思いたがる。それは人間たちの勝手な思い込みに近い。」 と説いているのです。

この世は自分を中心にして回り、主人公は常に自分。 でも、そんなことってありえないよーーだ!

だから一度挫折すると、すぐにメゲてひねくれる。 それって悲しいことでしょ? と。

ありもしない自我。 それがあると考え、その思いに縛られ苦しむ。

その愚かしい苦しみから解放されるために、道を切り拓こうとしたお釈迦さま。 自分は変わらないという思い込みから脱出した時に、初めて見えるのが自分。

たぶん、お釈迦さまは悟りをめざす長い道のりのなかで、「人の知性」の根底には目に見える世界からの解放を解く鍵があることに、気がついたのだと思います。

心には形がありません。 だから生涯この形しかないと思い込まず 「自由な心」 と共に、日々活き活きと暮らしましょう。

図書館で出会った一冊の本。 その中にいらしたお釈迦さま。 まるで孫悟空の旅のような時間でした。

今夜も婚活! じゃなくって・・・本活!

アラビアンナイトが良いかなぁ。 それともサスペンスものにしようかな。

エミール

写真は瀬戸内海に浮かぶ柱島(はしらじま)から眺めた風景です。

参考; お釈迦様

釈迦(しゃか)は、紀元前5世紀前後を生きた北インドの人。世界三大宗教の一つである仏教の開祖です。釈尊、牟尼、釈迦尊、仏様とも呼ばれます。

お話/神野さち(エミール・シェラザード)

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