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憧れ贅沢ステイを叶えるなら。【京都】嵐山〈星のや京都〉で京都文化に触れる特別な体験を。

  • 2020.10.31
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ひらがな、書道など今もなお日本に残る文化の発祥は、平安時代に遡ることができます。平安の時代の面影を残す嵐山の〈星のや京都〉では、ゆかしき文化体験ができるのです。今回は、ナビゲーターに京都生まれ京都育ちの鈴木風さんをお迎えして〈星のや京都〉での京都の文化に直に触れる特別なステイをご紹介します。

憧れの京都の文化に触れながらの贅沢な滞在。

ゆっくりと流れる大堰川にかかる渡月橋。外国人観光客が押し寄せた嵐山は、実は平安時代から貴族が愛してやまない「観光地」だった。船頭さんが操舵する船に乗り、夏は涼をとったり、秋には紅葉を眺めたり、その感動を和歌に詠んだりと平安絵巻の世界が繰り広げられたという。

そんな文化豊かな平安時代に思いを馳せ、川遊びを再現したのが〈星のや京都〉だ。宿に入れば香道や野点、写経など、一人静かに京の文化を体験するプログラムも用意されている。茶籠が用意されているので好きな場所でお茶をたてられ、香木は匂い袋にしてお土産として持ち帰ることもできる。いつでもどこでも自分のペースで「習い事」ができる仕組みだ。こうした今も京都に根付く文化を自ら実践できるのは、なんと贅沢な環境ではないか。

時を忘れて、ひとときを大堰川くだりで。

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Suzuki's Recommend!「京都人でも得難い体験。舟からの眺めはいつもと違う目の高さなので、自然をもっと身近に感じることができました。空が高い夏や紅葉で染まる秋と、自然を満喫。」

1.平安時代の風景がそのままに。
京都の職人さんの手仕事を集めた「翡翠」は、1年をかけて完成したばかり。舟が浮かぶ姿は道行く人も思わず足を止めるほど美しい。その美しさは古くから歌枕に詠まれている。昔も今も多くの人を魅了する景観だ。

2.京都の職人の手仕事を極めた屋形舟。
9月1日から1日1組限定で運行する屋形舟「翡翠(ひすい)」で舟遊びを。9時から17時まで好きな時間に貸切可能だ。舟の中は京町家の犬矢来をイメージした竹の背もたれ、クッションは〈染司よしおか〉のもの。

3.舟の上では読書したり、お抹茶を楽しんだり。
舟の上ではお抹茶やお菓子を楽しんだり、シャンパン(別途料金)を飲んだりすることもできる。まだ人が少ない朝に紅葉を眺めたり、秋の夜長には幻想的な月を眺めたり。古の景色がそのままに残るといわれる嵐山を肌で感じよう。

京都の文化に直に触れる。

1.お抹茶とお菓子で心を解く。
茶籠が用意されているので、敷地内のどこでもお抹茶をたてることが可能。お道具は現代作家さんの器を扱う〈うつわやあ花音〉のお見立てによるもの。茶籠は可愛らしいバスケットにりぼんがあしらわれている。

2.匂い香づくりもできる。
香道も伝統文化の一つ。その歴史を学び、香りを「聞く」体験ができる。本格的なお道具で灰を形作り、稀少な香木の香りに心を傾けよう。2,800円(税・サ別)。客室では、香木を自分好みにブレンドして匂い袋を作る、沈香作り体験もできる。

3.川を眺めながら写経で精神を集中。
「集中力を養うためにピッタリ」「気持ちがスッキリする」と注目の写経体験もスタート。墨をすって半紙に般若心経をコツコツと書きとっていくうちに、自然と集中できるという。川と対面する空中茶室で時を忘れてみては。

離れで安心したステイを。

1.ずっと眺めていたい静かな風景。
〈星のや京都〉は全室、風が通り抜けるリバービュー。大堰川の流れは見る者を飽きさせない。朝にはひんやりした山の空気で爽やかに、昼間は川を下る舟に目をやったり。四季折々の自然な眺めは何よりの贅沢だ。

2.お部屋でゆっくり過ごしながらの朝食。
川を眺めながらの朝食は、一人一人のペースに合わせて。清々しい朝の風景とともに、〈星のや京都〉の名物となったお鍋の朝ごはん。たっぷりのお野菜をおだしで炊いていただく。最後は卵を落として雑炊に。

3.京都の素材を知る料理長の特別な夕食。
京都で生まれ、海外のミシュランで経験を積んだ久保田一郎さんは、日本料理の技術を用い、独創的な料理を作り出すことで知られる「五味自在」をコンセプトとしている。料理だけでなく器へのこだわりもあり、一幅の絵のようだ。

〈星のや京都〉

嵐山渡月橋そばにある船着き場に到着した時から、おもてなしの始まり。館内はもちろん、室内にも消毒液が設置されている。
京都府京都市西京区嵐山元録山町11-2
0570-073-066(星のや総合予約)
1泊1室109,000円〜(食事別、税・サービス料別)
hoshinoya.com/kyoto

Navigator…鈴木風(すずき・ふう)

京都生まれ京都育ち。現在、大学で経済を学びながらハナコラボにも参加。趣味は写真。京都の街並みなども撮影している。

(Hanako1188号掲載/photo:Yoshiko Watanabe)

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