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テイラー・スウィフトが「失恋」に捧げたアルバムは?傷心中の人はコレを聴くべし!

  • 2020.10.29
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テイラー・スウィフトがこれまでにリリースした計8作のアルバムのなかで、1作まるごと「失恋」に捧げた1枚を告白。恋に破れ、傷心中の人はコレを聴くべし。(フロントロウ編集部)

“最も偉大なアルバム500作”に選出された名盤

シンガーのテイラー・スウィフトは、新型コロナ禍で極秘に制作し、7月末にサプライズリリースした最新アルバム『フォークロア(Folklore)』が、全米アルバムチャート(Billboard 200)で8週連続1位に輝き、2020年内にリリースされた全アルバムの中で最速でセールスが100万枚を突破した作品に。

ポップ、インディー・フォーク、オルタナティブロック、エレクトロフォーク、そしてテイラーにとっては原点回帰であるカントリーなど、さまざまなジャンルにまたがる楽曲を網羅した『フォークロア』は、良曲が満載で、テイラーの最高傑作との呼び声も高いけれど、テイラーのコアなファンたちの間で根強い人気を誇っているのが、2012年にリリースされた4thアルバム『レッド(Red)』。

画像: “最も偉大なアルバム500作”に選出された名盤

日本では、フジテレビ系の『テラスハウス』の主題歌に起用され、100万ダウンロードを突破する大ヒットを記録したリードシングルの「私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない(We Are Never Ever Getting Back Together)」や、ファンたちに“神曲”と崇められる「オール・トゥー・ウェル(All Too Well)」、カントリーからポップへの脱皮を象徴する曲と言われた「トラブル(I Knew You Were Trouble)」など、名曲の数々が収録された『レッド』は、米音楽誌Rolling StoneがAmazonミュージックとの協賛で最近新たに発表した、音楽界で“最も偉大なアルバム500作”に選出。

これを記念したポッドキャストにテイラーが出演。『レッド』というアルバムが、彼女にとってどんなものだったかを改めて振り返った。

「失恋」にまつわる歌った曲が詰まった1枚

『レッド』は自身のキャリアにおいて、“挑戦”を意味する作品だったと語ったテイラーは、じつは、同作は、自分がこれまでに発表した計8作のうちで、唯一、全編を通して「失恋」について歌っているアルバムだとも告白。

「今振り返ってみると、『レッド』は私の真の“失恋アルバム”。ほかのアルバムには失恋以外のトピックについて歌った曲が含まれているけど、このアルバムは、純粋に、絶対的に、徹底的に傷心について書いた作品だった」

これまでにも、自分が経験した恋人との別れや失恋について歌った曲はたくさんあるものの、『レッド』は、徹底的に失恋や、それがもたらす傷心にフォーカスして曲作りを行なった、痛みから生まれた作品であることを認めた。

画像: 2013年、アトランタ州ジョージアで行なった『レッド』ツアーの模様。
2013年、アトランタ州ジョージアで行なった『レッド』ツアーの模様。

『レッド』が発表された2012年、テイラーは22歳。当時、テイラーは、俳優のジェイク・ギレンホールやワン・ダイレクションのメンバーのハリー・スタイルズとの熱愛が報じられ、彼らとの“恋の終わり”が『レッド』の収録曲のいくつかに反映されているようだとウワサされた。

「オール・トゥー・ウェル」はジェイクとのツラい失恋、「トラブル」は、この相手とは、良い結果には終わらないだろうと思いながらも、ハリーとの恋に踏み込んでしまったという複雑な心情を歌った曲なのではないかと言われている。

画像: 左:ジェイク・ギレンホールと、右:ハリー・スタイルズと。
左:ジェイク・ギレンホールと、右:ハリー・スタイルズと。

『レッド』のリリース当時に応じた米Billboardとのインタビューで、テイラーは同作について「誰かに対するいろんな“さよなら”の言い方を表現しているの」と説明。

「恋愛の浮き沈みを経験すると、いろんな方法でダメージを受ける。とくに22歳(という多感な時期)だとね。相手を恋しく思う気持ちや喪失感にもいろんな種類があるし、私には、それがすべて違って聞こえる。誰かに会いたいと思っているときは、時間がゆっくりと流れているように感じるし、誰かと恋に落ちる最中には、時間がすごく早く過ぎていく気がする。悲しい時には、時間がすごくゆっくりと進んでいくように感じる。だから、(『レッド』の収録)曲を書くのには、すごく時間がかかった」と、独自の感性を語りながら、失恋の痛みを少しずつ楽曲として昇華させたことを明かしていた。

最近、つらい別れや失恋を経験して、どんよりとした気持ちに支配されている人は、自分を励ましてくれるような音楽で気分をアゲるというのも、もちろん良いけれど、『レッド』を聞いて、一度、どっぷりと傷心に浸ってみては? 共感できるせつない曲がたくさん詰まっているだけではなく、クヨクヨとした曲ばかりでも無いので、立ち直るキッカケを見つけることができるかも。(フロントロウ編集部)

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