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“ウェス・アンダーソンっぽい“風景を探して。旅に出たくなる、美しくて不思議な写真集が発売

  • 2020.10.29
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世界の実在の風景から『グランド・ブダペスト・ホテル』や『犬ヶ島』で知られるウェス・ アンダーソン監督の映画に出てきそうな場所をセレクトし投稿するInstagramアカウント@AccidentallyWesAndersonが書籍化、DU BOOKSからの発売が決定した。架空の世界のはずのウェスの世界観と、実在するスポットとを結びつける興味深いこのプロジェクトには、世界中のクリエイターなどから情報が提供されている。ウェス・アンダーソンの映画のファンのみならずとも、その不思議でメルヘンな世界観に引き込まれることは間違いない。12月18日(金)発売、要チェックだ。

映画ファンなら知らぬ人のいない人気監督、ウェス・アンダーソン。感性を刺激する独特の構図や演出、ストーリーで、オリジナルの世界観をつくり上げている。
中でも魅力的なのは、その色彩センス。『ライフ・アクアティック』の水色、『グランド・ブダペスト・ホテル』のピンク色など、それぞれの映画に用いられるキーカラーはポスターを見ただけでも心が躍る。そしてその美しい色使いを活かす美術や衣装も秀逸。どの映画のどのシーンをとっても、どこかで見たような、でもどこにも存在しないような、唯一無二の映像世界を見せてくれる。

Paul Fuentes | @paulfuentes_photo |paulfuentesdesign.com | Oceanside, California |Harumari Inc.
Rachel Bishop | @minimalistportraits |minimalistportraits.com |Seattle, Washington |Harumari Inc.

この度、世界の実在の風景からウェス・ アンダーソンの映画に出てきそうな場所をセレクトし投稿するInstagramアカウント@AccidentallyWesAndersonが書籍化、DU BOOKSから発売されることが発表された。

斬新なマリアージュメニューの数々

@AccidentallyWesAndersonとは、ウェス・アンダーソンの映画に出てきそうな場所の写真をたまたま(Accidentally)目にした、 ニューヨークのブルックリン在中のワリー・コーヴァルが、妻と自分のために「旅行に行きたい場所のリスト」を作り始めたことが きっかけで生まれたコミュニティ。
ウェス・アンダーソン作品のファンであり、旅行好きのワリーは「ウェス・アンダーソンっぽい場所」に魅了され、そうした写真の撮影地を特定して詳しい情報を集めはじめた。すると、たちまち世界中から何千という情報提供が寄せられるようになったという。

Kevin Plant | @kevinplant26 | kevin-plant.pixels.com | Bridgewater, NJ |Harumari Inc.

場所や歴史の情報を提供するのは、写真家、デザイナー、アーティスト、歴史家、そして世界中の友人たちなどさまざまな顔ぶれ。それらの写真は美しいだけでなく、背景のストーリーや物語も興味深いものが多かったそうで、書籍版にはウェス・アンダーソン本人による序文とともに、各スポットの詳細なガイドも掲載する。ただ“ウェスっぽい”だけの場所なのか、特定の映画を想起させる場所なのか・・・。ひとつひとつの解説も今から気になって仕方ない。

Paul Fuentes | @paulfuentes_photo |paulfuentesdesign.com | Santa Monica, California |Harumari Inc.

ウェス・アンダーソン作品のファンにとって永久保存版になりそうな新しい書籍。SNSで見ているだけでは感じられない写真の質感、実際に手に取ってページをめくりながら心躍らせて見ていく喜びも本書の醍醐味だ。美しい写真を眺めながら、未来の旅の計画を立てるのも良いだろう。

ウェス・アンダーソンの風景(仮)
2020年12月18日(金)発売予定
価格:3,500円(税抜)
発行 : DU BOOKSHarumari Inc.
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