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「大谷資料館」の巨大地下空間で昆虫写真のアートインスタレーション開催

  • 2020.10.28
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栃木県宇都宮市大谷町にある“採石場跡”を整備した博物館「大谷資料館」にて、アートインスタレーション『Untergrundstinme~チカノコエ~』が10月31日(土)〜11月8日(日)に開催される。アリの目を持つカメラマン・栗林慧(くりばやし さとし)氏による写真の数々を、高さ20m以上ある巨大石壁に投影する。

巨大な地下空間を活用

開催地となる栃木県宇都宮市大谷町は、宇都宮市中心部から車で約30分。旧帝国ホテルや宇都宮城にも使われている「大谷石」の景観が広がり、2018年には「大谷石文化」が日本遺産に認定。地域の特徴を生かした産業や地下空間の活用なども全国から注目が集まっており、昨年は70万人以上の観光客が訪れるほどの盛り上がりをみせている。

地下採掘場跡の立ち入り禁止エリアを解放

『Untergrundstinme~チカノコエ~』の会場となるのは、映画「るろうに剣心 京都大火編」をはじめ、数々の映画やドラマ、音楽番組などの撮影地としても有名な「大谷資料館」。広さ約2万m、深さ平均30mある、巨大な地下神殿のような景観の地下採掘場跡で、その奥に広がるエリアが使用される。

今回は、通常立ち入り禁止エリアとなっている区域を期間限定で無料開放して開催され、そこでしか見ることのできない採掘跡や幻想的な光景を間近で体験できる。

昆虫の写真を巨大な石壁に投影

50年以上にわたり、独自に開発したカメラを使って昆虫のあらゆる表情を撮影し続けている栗林慧氏。化学写真のノーベル賞とも言われるレナート・ニルソン賞や紫綬褒章を受賞するなど、その活動は世界中で注目されており、「世界一受けたい授業」や「プロフェッショナル 仕事の流儀」などのTV番組でも紹介されている。

同イベントでは、今まで栗林氏が撮影してきた数々の写真の中から、迫力満点の昆虫写真を厳選。巨大な石壁に投影された昆虫達が、来場者を昆虫の世界へと誘い込む。ドイツ語で「地下の声」を表す「Untergrundstimme」にふさわしい巨大地下空間の幻想的な世界と、虫の世界に迷い込んだかのような力強い生命力が織りなす神秘的な空間が堪能できる。入場は無料。

また、イベント限定のオリジナルグッズも販売。愛嬌ある昆虫イラストが入ったマスクやトートバッグ、ポーチなど、普段使いできるグッズがラインアップ。イラストは世界で活躍する4人組ダンスパフォーマンスグループ「s**t kingz」メンバーのNOPPOが担当している。

■「大谷資料館」 住所:栃木県宇都宮市大谷町909

※おでかけの際には十分な感染症対策をお願いいたします

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