1. トップ
  2. レシピ
  3. じっくりコトコトおうちで楽しむ! 「世界の煮込みレシピ」

じっくりコトコトおうちで楽しむ! 「世界の煮込みレシピ」

  • 2020.10.27
  • 3724 views

朝晩と寒暖差が激しくなってきました。皆さんいかがお過ごしですか?
梅マイスターの豊島です。

秋から冬になると食卓への登場が増えるのがコトコト煮込んだシチューやお鍋です。
市販のお鍋の素など最近では種類も豊富に出回っていますが、同じルーティンではやはり飽きてしまいますよね。

そこで今回は、調味料で変化をつけるアジア風の煮込みや、素材を生かしたワインにぴったりのヨーロッパの煮込みや鍋など、食べる側も作り手も、飽きることなく笑顔で食卓を囲めるようなワールドワイドな世界の煮込みレシピをご紹介します!




■世界の煮込みレシピ アジア編
アジアの煮込み料理は、調味料を変えるだけであっという間にその国の味になりますよね。
例えば、日本の肉じゃがにコチュジャンをプラスすることで韓国風になったり、五香粉を入れると台湾風になったりと、調味料の使いどころがアジア風煮込み料理のポイントになります。いつものお料理に調味料をプラスしてアジアの煮込みを楽しんでくださいね。

牛すじの煮込み



コチュジャンを入れたちょっぴりピリ辛仕立ての「牛すじ煮込み」は、トロトロの牛すじが後を引く美味しさです。牛すじは、牛肉の部位の中でとっても低カロリーなんですよ。
この「牛すじ煮込み」もなんと一人分265kcalのみ!
おまけにコラーゲンも摂取できるので、ダイエットや食事、カロリー制限がある方でも比較的安心していただくことができる煮込みレシピです。



サムゲタン



鶏の手羽元で作る「サムゲタン」はもち米入りで本格的。たっぷり生姜とニンニクで、疲れたからだと胃腸にも優しくスルスルと入っていきますよ。二日酔いのあとや病中病後にもオススメの優しい煮込みです。



スペアリブの中華煮



豚骨付きバラ肉で作る中華煮は、巷でジワジワ人気が出てきているシンガポールの煮込み料理「肉骨茶(バクテー)風」のレシピです。
五香粉を加えるだけで、一気にアジアなエスニック風味になります。
煮汁を多めに作っておき、最後に素麺や極細中華麺を入れても美味しいですよ。



台湾そぼろルーローハン



根強い人気の台湾料理。台湾のお料理は日本人の舌にも馴染みやすいということもあり、リピートされていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
この台湾そぼろルーローハンは、多めに作って台湾風まぜそばのように中華麺と和えても美味しくいただくことができますよ。



チキンのココナッツ煮込み



いつものカレーにココナッツミルクをプラスして、一気にエスニック煮込みに変身させた「チキンのココナッツ煮込み」のレシピ。
毎日お料理していると自分の味付けにも飽きてきちゃいますよね。そんな時にオススメの「チキンのココナッツ煮込み」には、香り米やタイ米、もち米を合わせて気分を変えると、おうちにいても、より世界の味を堪能できますよ。



骨付き豚バラ肉と野菜の甘辛煮



コチュジャン入りの甘辛汁でコトコト煮込んだ韓国のカムジャタン風「骨付き豚バラ肉と野菜の甘辛煮」は、ジャガイモを崩しながら食べるととっても美味しんです!お好みで春菊を入れてもなお美味しい。ビールやマッコリに合う、韓国カムジャタン風煮込みは大きな鍋でドーンと出すのもオススメです。箸休めや副菜には、パパッと作れて野菜をもりもり食べられる「スピードキムチ」や「チョレギサラダ」を合わせてみてくださいね。





■世界の煮込みレシピ ヨーロッパ編
美食の国フランスをはじめ、ヨーロッパ地方には美味しい煮込み料理がたくさんあります。アジアの煮込みに比べると、調味料というより、素材の持ち味をいかしたものが多いですね。そして、やっぱりワインに合うものが多い!ワイン好きにはたまらないですよね!
冬に向かって寒くなってくると日本の食卓ではお鍋が定番になりますが、ヨーロッパの煮込みもこれからの冬の定番に入れてみてくださいね。

レンズ豆のカスレ風



フランス、ラングドック地方の郷土料理である「カスレ」。実際は、白インゲン豆で作りますが、火が通りやすく扱いやすいレンズ豆で作るレシピは25分と短時間で作ることができます。バケットを浸しながらいただくとより美味しくいただけますよ。



鶏もも肉のプロヴァンス風煮込み



イタリアの国境付近で、地中海にもほど近い、フランスの美しい村プロバンス地方の煮込み料理は、オリーブオイルと白ワイン、ホールトマトで優しく煮込んだワインのお供にぴったりの煮込み料理。レシピにあるグラス・ド・ビアンは、仔牛の骨などを煮込んだフォンドヴォーをさらに煮詰めた濃厚なソースです。カルディでも手に入るので、じっくり本格的な煮込みを作りたい時に是非一度使ってみてくださいね。



鶏もも肉の赤ワイン煮込み



鶏のもも肉を赤ワインでコトコト煮込んだ、別名コック・オ・ヴァンというフランス料理。こちらの煮込みは、プロバンス煮込みに比べて手に入りやすい食材で作ることができるので、これから発売されるボジョレーヌーボーに合わせて食卓に登場させたいレシピの一つ。
「鶏もも肉の赤ワイン煮込み」と「バケット」、「クレソンのブルーチーズサラダ」。このコンビネーションオススメです!ワインを堪能したい秋の夜長に是非!




クロアチア風煮込み



魔女の宅急便の舞台になったと言われている美しい国クロアチア。今回ご紹介するクロアチア煮込みは、豚肉や鶏肉を使っていますが、アドリア海沿いのクロアチアでは、ムール貝やタラなど魚介類を使った煮込みも色々あります。お肉類を魚介類に変えても美味しく作ることができるので、こちらは冷やした白ワイン片手に是非楽しんでみてくださいね。



ボルシチ鍋



ロシアの郷土料理「ボルシチ」をお鍋風に仕立てたこちらのレシピ。ビーツの水煮缶を使って作ります。このビーツ、鉄分がとっても豊富なんですよ。ボルシチは、ジャガイモ、にんじん、セロリなど野菜をたくさん摂取できます。野菜の甘味と、サワークリームの酸味がお見事な美味しさです。我が家のお鍋の新しいラインナップに加えてみてはいかがでしょうか?



ブフ・ブルギニヨン



Exciteコラムでもお馴染みのソムリエ料理家、佐藤尊紀さんが丁寧に教えてくれるこちらの「ブフ・ブルギニヨン」のレシピ。なんといっても嬉しいのが、市販のルウを使ってレストランで頂くような本格的なブフ・ブルギニヨンが作れるということ!
一緒に合わせる赤ワインも、野菜室で保管することでワインセラーの温度に近づくことなど、知っておいて損はない情報も色々盛り込まれています。今年のクリスマスはこちらのレシピで決まりですね!



ブイヤベース



お肉の煮込みが続きましたが、魚介の旨味がギュッと詰まった「ブイヤベース」も忘れてはならない煮込み料理です。
ブイヤベースは作ってみるとあら簡単!ほぼ具材を煮込むだけで完成です。
ジャガイモのピューレを浸しながら食べたり、バケットを浸したり、相棒はもちろんキンキンに冷やした白ワイン。ちょっぴり軽めのものがオススメです。
スープが残ったら、お米を入れてリゾットにしちゃいましょう!



■世界の煮込みレシピ アメリカ編
アメリカやブラジルなど気候が暖かい地方のお料理は、やっぱりどれもビールにぴったり合うものばかり。日本の季節はこれから冬に突入しますが、ホットで明るくなれるアメリカ大陸の煮込み料理と冷たいビールで心も体もホットになりましょう!

チリコンカン



お豆を煮込んで作る「チリコンカン」。ホットドックに挟んでチーズを乗せても美味しくいただけます。アメリカの煮込みはやっぱりビールにぴったり合いますね。
お豆も水煮缶を使うので短時間で簡単に作ることができますよ。



鶏とオクラのトマトスープ



アメリカジョージア州の代表料理、ガンボ風の煮込みレシピはオクラが入るのでとろみがでて食べ応えもありますよ。チキン以外にシーフードでも作れます。
辛いのがお好きな方はチリパウダーを多めに入れてフーフー言いながら食べてみてくださいね。



クラムチャウダー



新鮮なシーフードが大人気の街、サンフランシスコ。クラッカーを浸しながら頂く濃厚なクラムチャウダーは、寒くなるこれからの季節にぴったりです。ホワイトソースを作る必要がないのでとっても簡単な上、使用するアサリも水煮缶で作るので、びっくりするほど簡単で美味しく作ることができます。



■最後に…梅マイスターより、梅干しを使った煮込み料理をご紹介します。
世界の煮込み料理、いかがだったでしょうか?
最後にご紹介したいレシピは、梅を使った「サンマの梅おかか煮」です。

サンマの梅おかか煮



今年はサンマの漁獲量も少なめでしたが、サンマは焼くだけでなく、骨も丸ごと頂くことができる煮込み料理も美味しいんですよ。日本の煮込み料理は、出来立てをすぐ頂くよりも、少し味を染み込ませておいた方が、より美味しくいただけます。
サンマの梅おかか煮は、不足しがちなカルシウムを摂取できるので骨粗しょう症予防にも。
美味しい新米と一緒に召し上がってみてくださいね。



今年の冬は例年に比べて寒くなるようです。
献立作りに迷った時は、今回ご紹介した世界の煮込みレシピを是非活用してくださいね。
風邪やウイルスに負けず、日々笑顔で乗り切っていきましょう♪

(豊島早苗)

元記事で読む
の記事をもっとみる