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新木優子さんとのバチバチシーンにも注目!『連続ドラマW セイレーンの懺悔』の見どころを高梨臨さんにインタビュー

  • 2020.10.22
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世の中のタブーに切り込む社会派ドラマを次々と生み出してきた、WOWOWの連続ドラマW。10月18日22時から放送が始まる新ドラマは、報道のあり方をテーマにした『連続ドラマW セイレーンの懺悔』。主人公のライバル役で出演する高梨臨さんに、作品の魅力や撮影エピソードを聞いてみました。

プライドが高く仕事に生きる奈那子は、真実を暴くために何でもするタイプの女性

原作は中山七里さんの同名小説。報道のタブーに鋭く切り込み、真実を問う今作は 〝ドラマ化は不可能〟とされてきただけに注目が集まっています。

「全4話のノンストップサスペンスなんですが、台本を読んでいて、とにかくおもしろくて夢中になってしまいました。私が演じる報道記者・三島奈那子は、新木優子さん演じる主人公で同じく報道記者の朝倉多香美のライバル役で、実は原作にはないキャラクター。多香美は、過去のトラウマを抱えていることもあって自らの想いが強く、感情で動いてしまうことがあるタイプで、奈那子はプライドが高く仕事に生きる女性。真実を暴くために、時には配慮もなく何でもするタイプなんです」

女同士のバチバチなシーンは、実はクランクイン初日に撮影しました(笑)

「奈那子は、人間味が感じられないほどのサバサバ感がありつつも、迷わず仕事に立ち向かう姿がかっこいいし見習いたい」と、高梨さん。一方で、アラサー女子にとっては多香美と奈那子の女同士のバチバチな関係も、気になるところ!

「はたから見れば奈那子は嫌な女性に見えるかもしれないけど、報道記者としての仕事を大事にしているからこそ、感情で動く多香美にイラついてしまう。そこでライバル関係が生まれるんですが、実はクランクインしてすぐ、優子ちゃんとまだ全然距離が縮められていない中でバチバチのシーンの撮影があって(笑)。でも、プライベートであんな激しい喧嘩腰での対峙ってやったことなかったので、楽しかったですね」

気温36℃の日にスーツ姿での撮影は過酷だったけど、達成感がありました!

撮影は、今年の夏にスタート。気温36℃の日もあり想像以上に過酷だったそう。

「初めましてで、ライバル関係を描く大事なシーンを撮影したというのもそうですが、炎天下の中でスーツを着て演じるのは大変でしたね。首元を冷やすネッククーラーや、ハンディタイプの扇風機のW使いでなんとか乗り切りました。大半の撮影時間はフェイスシールドをつけているし、出演者の方たちとお話しする機会が少なかったのは残念ですが、でも出演者もスタッフも誰も体調を崩すことなく撮り終えたので、すごく達成感がありました」

SNSのあり方について改めて考えるきっかけになると思います

最後に、アラサー女子に向けて見どころを教えてもらいました。

「ストーリー自体がすごく面白くて、登場する子供たちや被害者家族の心情、ジャーナリスト側の立場や思いなどが丁寧に描かれていると思います。また、SNSのあり方なども改めて考えさせられると思う。登場人物ひとりひとりのキャラクターも立っていて注目です。もちろん、多香美と奈那子の対比や関係性もお楽しみに」

Information

WOWOW『連続ドラマW セイレーンの懺悔』

都内で発生した女子高生誘拐殺人事件を追い、スクープをつかんだ主人公の報道記者・朝倉多香美。ところがこのスクープが原因となりある事件が起こってしまう・・・。怒涛のノンストップサスペンス! 10月18日22時より、毎週日曜日WOWOWプライムにて放送スタート(第1話無料放送)。

原作/中山七里「セイレーンの懺悔」(小学館文庫)

脚本/篠﨑絵里子

監督/中前勇児、村上正典

音楽/富貴晴美

出演/新木優子、池内博之、高梨臨、甲本雅裕、濱田マリ、池田成志、高嶋政伸ほか

取材・文/若山あや

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