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「結婚できますか?」という質問はNG! 結婚できる女性に共通する考え方【占いBarの恋愛相談】

  • 2020.10.22
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占いBar「SANGO」のバーテンダー&占い師、千田歌秋さんの連載コラム『占いBarの恋愛相談~今宵は特別なカクテルを~』がスタート! これから3回にわたり、恋に悩む女性たちに寄り添い、そっと背中を押す恋愛相談をステキなカクテルと共にお届けします。

■占いBarの恋愛相談 #1 アキコさんの場合

開け放たれたバーの扉から流れ込んでくるのは、虫たちが奏でる秋の夜の協奏曲。月の光を浴びながら、伴侶を求めるあまたの小さい命たちが、魂の輝きを響かせているのです。

こんな夜は、私たち人間も、素敵なパートナーと寄り添い、2人だけのメロディーを生み出したいと願うもの。

今宵のお客様(仮にアキコさんとしましょうか)もまた、共に人生のハーモニーをつくる理想的な結婚相手を見つけるためのヒントを求めて、占いを受けに来たとのこと。

■まずは、とっておきのカクテルを…

まずはお飲み物の注文です。「おすすめは?」とアキコさん。ふだんからお酒は自分で決めずに、バーテンダーに任せることが多いそう。

ひとまず好みをうかがうと、炭酸と甘すぎるものは苦手で、アルコール度数も弱めがいいということでしたので、「アメリカンレモネード」を提案してみました。

透明感のあるレモネードに、真紅の赤ワインを浮かべた、二層のコントラストが美しいカクテルです。バーテンダーとしては、それぞれの層の見た目と味わいを少しずつ混ぜながら楽しんでいただきたいのですが、アキコさんは、添えられたストローであっさりと混ぜ、そのまま口をつけられました。

■「結婚できますか?」と聞く人は縁遠い!?

さて、アキコさんの聞きたい内容は「結婚できますか?」です。これは占い師を困らせる質問かもしれません。「できるでしょう」が答えだからです。もしあなたが一切条件を選ばなければ、ですが…。たとえば、相手の年齢が20歳以上年上、もしくは70歳を過ぎている、同居の義両親を介護、相手が無職…などなど。さすがにそれは嫌ですよね。

でも、自分の理想を並べて、こういう人と結婚できますかと占っても、よほど妥協した条件でもない限り、おそらく厳しい結果となるでしょう。受け身の質問をする人は、失敗したり責任を負ったりするのを恐れるか、積極的な行動ができない傾向にあるからです。そういう方は婚活市場における自分の価値や魅力もわからず、どういった人に選ばれるのかも知りようがありません。

誘われたから、告白されたから、その人を恋人候補や結婚相手として見てみる、では、「その人が生きている世界」の中で自分の人生を決めることになってしまいます。

主役はあなた。「自分が生きている世界」の中にいながら「その人が生きている世界」を見つめる必要があるのです。

ですから、結婚について占うときは、あなたが主体的であること、つまり「自分から動くこと」を前提に考えるといいでしょう。占いでアドバイスをもらい、それをヒントに自分の足で歩き出せば、ようやく「あなたの婚活」が始まります。

■結婚するために、どう行動すべきか?

アキコさんも、自分が受け身であることが、今のパッとしない状態を招いているという事実に気付いたようです。占いたい内容を、「結婚できますか?」ではなく「どう行動したら結婚という結果を出せますか?」に変更してきました。

タロットカードを引いてアドバイスを求めたところ、「ディスクの3」が逆さ(逆位置)になって出ました。そこには、テーブルの上にディスク(円盤)を積み上げている人物が描かれています。

このタロットでは逆位置を考慮しませんが、逆さで出たのは、そう簡単にはできないことや、今までの自分があまりしてこなかった行動が求められていることを暗示しています。

3枚のディスク、つまり形のあるモノを積み上げていくことを表すカード。さらに読み解くと、「目に見える結果や実績を、3つほど重ねていかなければならない」という意味が浮かび上がってきます。

少なくとも3人と実際にデートする必要がありそうです。

手軽なアプリで知り合うのではなく、「リアルの知り合いに紹介してもらう」ほうが、重さと形のあるディスクっぽいと感じます。結婚相談所に登録しているわけでもなく、飲み会に誘われたら行く程度のアキコさんにとっては、ややハードルが高いかもしれません。しかし、待っているだけだった彼女が心を入れ替えるためには、ある程度難しいミッションを課されるくらいがちょうどいいと言えそうです。

■行動することが未来を変えるカギに

すっかりやる気が出てきたというアキコさんは、アメリカンレモネードをお代わりしました。今度は、伸び縮みするストローを器用に使い、最初にレモネード部分をストローで飲み、次にフロートした赤ワイン部分を試します。それから、二層をゆっくりと混ぜていきます。

レモンのさわやかさは気持ちをリフレッシュさせ、ワインの赤さは情熱の炎を燃やします。そして、それらを混ぜた奥行きのあるアメリカンレモネード、それぞれの味わいをアキコさんはじっくりと楽しんでいます。

このストローは今や、いわば彼女の意志であり、ハーモニーやアンサンブルをコントロールするための指揮棒のよう。

提案されたお酒をただ受け身で口にしていたアキコさん。それが今は、様々なやり方で自らカクテルを楽しんでいる様子です。

まるで、待つだけでなく自分からアクションを起こして試行錯誤するであろう、進化したアキコさんの婚活を象徴している……そんなふうに思えてなりません。

* * *

お客様のお帰りです。バーの扉の向こうへ、内から外に出ていくアキコさんは、秋の虫の合唱に包まれていきます。耳に飛び込んでくる声を待たず、一番いいハーモニーを奏でられそうな声を自ら探しにいく彼女の姿は、凛としていて背筋が伸びたように見えます。それは、グラスの中に真っすぐに立つストローと、不思議と重なり合うのでした。

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◎今宵のカクテルレシピ

氷を入れたタンブラーかワイングラスに、レモンジュース30ml、ガムシロップ5~15mlを好みに応じて入れ、ミネラルウォーターを6~7分目まで満たしてよく混ぜる。ストローやマドラーを添え、赤ワインを浮かべるように静かに注ぐ。

さわやかな酸味の効いた夏の味のレモネードと、深紅のガーネットのような秋の色のワインが混ざり合って、移ろいゆく季節の美しいハーモニーを奏でます。

赤ワインベースのすっきりしたカクテルで、甘さとアルコールはひかえめ。軽めの赤ワインが好きな人、炭酸が苦手な人におすすめです。

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プロフィール

千田歌秋(せんだかあき)>

東京麻布十番の占いカフェ&バー燦伍(さんご)のオーナー占い師およびバーテンダー。タロットカクテルや各星座の食事コースを監修するなど、占いと飲食の融合をテーマに、ホリスティックな癒しの場を提供。対面鑑定だけでなく、店舗の運営やプロデュース、原稿の執筆、講座やセミナー、メディア出演、イベントの企画や監修、占い師のマネジメントや育成など、活動は多岐にわたる。ビブリオマンシー(書物占い)の普及にも努めている。

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