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給食にゼッタイ出る! 牛乳を飲むとお腹をこわす原因と改善法

  • 2015.5.18
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【ママからのご相談】

子どもが小学校に通い始めたのですが、「給食の牛乳を飲むとお腹がいたい」と訴えてきます。私も主人も牛乳を飲むとお腹の調子を崩すタイプなので、子どもにも積極的に飲ませていませんでした。 それが原因なのでしょうか? 牛乳を飲んでもお腹を壊さない方法ってありませんか? ちなみにアレルギーはありません。

●A. お腹が痛くなる原因は“乳糖”です。まずは医師の診断を仰ぎましょう。

ご相談ありがとうございます。ママライターの亜依です。

給食で牛乳が出てくる学校がほとんどのようですが、その牛乳が飲めなくて苦労しているお子さんやママの話はよく耳にします。好き嫌いではなく体の調子を壊してしまうのであれば、その悩みはまた違うものになりますよね。

今回は、お腹が痛くなる原因と対策を調べてみました。

●牛乳を飲んでお腹が痛くなる原因は?

『雪印メグミルク』のWebサイトを見ますと、牛乳でお腹を壊してしまう原因は“乳糖”にあるようです。牛乳に含まれている乳糖を体内で十分に分解できず、お腹の調子が悪くなることを乳糖不耐症というのですが、成人男女の4人に1人(約2,000万人)がこの症状を持っていると言われています。

赤ちゃんは母乳が主食なので乳糖を分解するラクターゼが活発なのですが、成長するにつれてラクターゼの動きは衰えてしまいます。あらかじめ乳糖を分解することにより、乳糖不耐症を防ぐ牛乳も発売されているようですが、小学校ではまず取り扱っていないでしょう。

●まずは医師に相談

現在の医学では、乳糖不耐症を治すための治療や薬はありません。しかし、学校給食に出てくる牛乳を無理に飲むのはあまりにかわいそう。医師の診断があれば学校側に、「アレルギーはないけれど、体質的に牛乳が合わないので飲ませないようにしてください」と言えます。

また、もし乳糖不耐症でなくても、「牛乳を飲むとお腹を壊すので病院で診察してもらったことがあります」と言うだけで学校側から理解を得ることができるでしょう。

病院で診てもらった結果、別の食品のアレルギーやほかの病気が見つかったという症例もあるようです。一度病院で診てもらえばママも安心ですよね。

●乳糖不耐症改善のために

学校の理解を得られないようでしたら、少しでも子どもの症状を和らげてあげましょう。

あえて乳製品を日常的に摂取していると、大腸内の乳酸菌の数が増えていきます。乳酸菌は乳糖不耐症の原因となる乳糖を食べてくれるので、無理のない範囲で食べ続けてみるといいそうです。ヨーグルト、チーズ、納豆などは腸内の善玉菌を増やす食品なので、牛乳がどうしても無理な場合に代用してみてください。

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昔は給食を残すことに対してとても厳しかったのですが、現在はそれに比べて優しくなっています。学校に入ったばかりでたくさんのストレスもあるでしょうから、無理をせず、「残してもいいんだよ」ということをお子さんに伝えてあげてくださいね。

【参考リンク】

・牛乳でおなかゴロゴロする人へ アカディ | 雪印メグミルク

●ライター/亜依(ママライター)

コンピュータの専門学校を卒業した後、9歳年上の彼と結婚。小学2年&1年&2歳=3姉妹のママをしている傍ら、子供よりも手の掛かる旦那様も同時育成中です。好奇心旺盛で、何にでも手を出したがり。趣味であるケータイ小説で本も出していただきました。“健康な体で100歳まで生きる”をモットーに、ポジティブな人生を心がけています。

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