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スーパーマンからホームズへ、ヘンリー・カヴィルが語る“カルチャー・アイコン”を演じる秘訣

  • 2020.10.17
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まったく新たなシャーロック・ホームズを演じた、ヘンリー・カヴィルを直撃! Netflix映画『エノーラ・ホームズの事件簿』は独占配信中
まったく新たなシャーロック・ホームズを演じた、ヘンリー・カヴィルを直撃! Netflix映画『エノーラ・ホームズの事件簿』は独占配信中

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名探偵シャーロック・ホームズの十代の妹が、兄に劣らぬ名推理を披露する痛快エンタテインメント『エノーラ・ホームズの事件簿』。Netflix映画として独占配信中の本作では、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のミリー・ボビー・ブラウンが快活な主人公を演じ、好評を得ている。

一方で、見逃せないのが、シャーロックを演じたヘンリー・カヴィル。『マン・オブ・スティール』(13)などのスーパーマンや、『コードネーム U.N.C.L.E.』(15)のナポレオン・ソロなど、これまで頻繁に有名カルチャー・アイコンを演じてきた彼だが、今回のシャーロック役には、どんな心構えで臨んだのか?MOVIE WALKER PRESSでは、ヘンリーにインタビューを敢行した。

――これまで多くの俳優がシャーロック・ホームズというキャラクターを演じてきましたが、演じるうえでどんな点に気を配られましたか?

Netflix映画『エノーラ・ホームズの事件簿』は独占配信中
Netflix映画『エノーラ・ホームズの事件簿』は独占配信中

「撮影中にもっとも心がけたのは、エノーラにとって、つまりミリーにとっての脇役になることだ。この映画はミリーのストーリーであり、エノーラのストーリーなんだ。自分のすること全てが確実に彼女のサポートになるように努めたよ。感情面の表現に関しても、すべてそこに行き着く。それ以外は、シャーロックだからといって特別に違ったことをしたり目立ったりしようとはしなかったんだ。

何十年にもわたり、俳優によって演じられてきたシャーロックのなかには、本当にすばらしいものがあったけれど、それらと違ったことをしてやろうという意識はなかった。なので、これまでのシャーロック俳優の演技を研究したり、そのキャラクターを勉強したりはしていない。ただシャーロックの内面に注目して、ミリーにとってできる限り最高の脇役を演じようとしたんだよ」

――ミリーも「すばらしく、いままでとは驚くほど違うシャーロックだった」と絶賛し、シャーロックの優しくて脆い面も表現していたと語っていましたが、どうして本作ではシャーロックの優しい面を見せようと思われたのでしょうか?

Netflix映画『エノーラ・ホームズの事件簿』は独占配信中
Netflix映画『エノーラ・ホームズの事件簿』は独占配信中

「結局のところ、それも本作がシャーロックの映画ではなく、エノーラの映画だから、だね。シャーロックが心を開き、2人の間に共通点を持たせる事が重要だと感じたんだ。ハリー・ブラッドビア監督とは、この部分に関して、かなり話し合いを重ねた。監督はキャラクターの性格だけではなく、私の性格も熟慮して、その2つの要素を合わせたんだ。

シャーロックとエノーラがシンパシーを感じていることが、この映画のなかでは適切だし、それによってエノーラは本来の彼女らしくいられることができるんだ。エノーラの個性が本当の意味で“開花する”うえで、シャーロックは重要な役割を担う。

もしもシャーロックがもっと冷たく、より従来のような伝統的なキャラクターだとしたら、エノーラとのつながりを持つのは難しかったと思うよ」

――シャーロックは偏屈で風変わりなイメージが強く、観客としてはどうしてもそういったイメージを持ってしまいがちですが、シャーロックの別の側面を探すのは難しかったでしょうか?

「いままでにないシャーロックとはいえ、私が演じた彼もやはり頑固者で、その点では伝統的なシャーロックと変わりない。決意の固い人で、風変わりでもある。そんななかでも彼はエノーラと心がつながっている、というのが重要な点だ。注目したのはその部分で、シャーロックの頑固なところはそのままだけれど、この作品では彼の内面のより深い部分を見る事ができるんだ」

――シャーロック・ホームズは年代を問わず、世界中に多くの熱狂的なファンがいますが、彼らの反応は気になりましたか?

Netflix映画『エノーラ・ホームズの事件簿』は独占配信中
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「もちろん。これまでにもいくつかのアイコン的なキャラクターを演じているので、ファンからの意見を聞くことには慣れているし、それはむしろワクワクすること、興味深いことでもあるんだ。完璧ですばらしいと感じてくれる人もいれば、逆に、別の方向が良かったと感じる人もいる。私が最優先しているのは、キャラクターよりも物語なんだ。映画が娯楽である以上、物語を伝えることはもっとも重要なことだからね」

――プロデューサーも兼ねているミリーとの仕事はいかがでしたか?演技の先輩としてアドバイスされたことはありましたか。

Netflix映画『エノーラ・ホームズの事件簿』は独占配信中
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「アドバイスはないよ(笑)。ミリーはすでに経験を積んだ俳優で、いまはプロデューサーでもある、すばらしい女性だ。なにも心配する事はないと思うよ。プロデューサーとしての働きぶりもすばらしかった。つねに論理的な意見を持っていて、撮影現場で質問が出た時、例えば『どういう方向性で行くべきか、それはなぜか?』と聞かれた時も、答えを探しているのではなく、すでに持っているんだ。それでいてとてもオープンに議論できる、理想的なプロデューサーだよ」

――コロナ禍で世界中が影響を受けていますが、エンタテインメントに対する考えが変化した部分はありますか?

「エンタテインメントに関する考えが変わったかどうかはわからないけれど、ロックダウンの間、特に私が住む英国では強制的に休暇になり、考える時間、自分の時間が増えた。この時間を自分なりに楽しむことが出来たし、ひと息ついて自分にとって仕事上でも個人的にも、なにが大切なのかを考える機会になった。

世の中は本当に多くのことが変わり、今後の展望も変わったけれど、変わらないのは、その状況のなかで自分のやりたいことをする、ということ。友人がいつも言っていることなんだけれど、“人生は、生きるためにある”んだよ」

――過去には来日されたこともありますが、次の来日を心待ちにしているファンにメッセージをお願いします。

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「私は日本の大ファンで、早く日本に戻りたいと思っている。日本で休暇を過ごすことも考えているんだ。ご存知の方もいらっしゃると思うけれど、私は秋田犬を飼っているので、次に日本を訪ねた際にはぜひ秋田に行ってみたい。私の”親友”のルーツを探索してみたいんだ」

取材・文/相馬学

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