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つばきファクトリー・谷本安美さん「どんな小さな努力もいち早く気づいてくれる。女性ファンとの情報交換が楽しい!」(前編)

  • 2020.10.12
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●ハロプロが私たちを救う!#04-1

「失敗は成功のもと!」いつでもポジティブで明るい存在

――ハロー!プロジェクト(以下、ハロプロ)には、モーニング娘。'20をはじめとしてさまざまなグループが所属していますが、その中でも「つばきファクトリー」はどんなグループでしょうか。

谷本安美さん(以下、谷本): つばきファクトリーは、ハロプロの中でもどちらかというとまだ新しいほうのグループです。清楚で女性らしいイメージを押していて、男性はもちろん、女性にも好きになっていただきたいと思いながら活動しています。清楚で女性らしいと言いつつ、楽屋はいつもにぎやかで、ものすごく元気なメンバーが多いんです(笑)。

――谷本さんのブログやインタビュー記事などを読んで、しっかりとした芯があって強さを秘めた女性、という印象を持ちました。つばきファクトリーの中で、ご自身はどんな存在だと思いますか。

谷本: そうですね。なかなか外には出せないのですが、内側には強いものを持っている……と自分でも思います。グループの中では「変な人」と言われているんです。変わった絵を描いたり、人のお尻を触るのが好きだったり……(笑)。それから、メンバーからは「ずっとポジティブだね」と言われるので、明るい存在でもあるのかな。

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朝日新聞telling,(テリング)

――失敗や落ち込むことがあったとき、ポジティブに変換するコツがあったら教えてください。

谷本: どうでしょう……、私はできなかったことや失敗してしまったことは、考え込んでもできないことだと思うんです。時間は戻らないので。だから、「その次にまたできるようになればいい!」「失敗は成功のもと!」と思いながら、日々生きています。

メンバー全員の待ち受けが湘南乃風SHOCK EYEさん

――気持ちの切り替えが上手な谷本さんですが、「元気を出したい!」と思ったときには何を聴きますか。

谷本: 先輩のBerryz工房さんの「友情 純情 oh 青春」(PICCOLO TOWN)です。ノリノリでスピード感もあって、聴いているだけで笑顔になれる曲です。つばきファクトリーの曲では、アルバム「first bloom」(zetima)に収録されている「ハッピークラッカー」という曲がおすすめです。湘南乃風のSHOCK EYEさんが作ってくださった楽曲で、この曲も聴いているだけで笑顔になるので、よく聴いています。

――SHOCK EYEさんといえば、「歩くパワースポット」と言われていますよね。telling,にも登場していただいたことがあるんです。
参考:湘南乃風・SHOCK EYEさん「」

谷本: そうなんですね!私も SHOCK EYEさんの影響で、最近はパワースポット巡りにハマっていて!

――どんなパワースポットを巡っているのですか。

谷本: 運気を上げたいので、お休みがあると神社やお寺に行くようにしていて。SHOCK EYEさんのSNSなどをチェックして、いいなと感じるところに行ってみるようにしています。最近では、豪徳寺(東京都世田谷区)に行きました。

――招き猫のお寺ですね。

谷本: ものすごい数の招き猫がいて、写真もいっぱい撮りました。すごくかわいかったです!

――パワースポットに行くと、やはり気持ちが変わりますか。

谷本: 変わりますね。まず心が浄化されるというか……。日々の疲れとか、モヤモヤと思っている気持ちや悩みみたいなものも、スッキリとするんです。行ったら穏やかな気持ちになって帰って来られるので、パワースポット巡りはおすすめですよ。

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朝日新聞telling,(テリング)

――9月30日発売の、つばきファクトリーの新曲「断捨ISM」も作詞作曲でSHOCK EYEさんが参加していますね。

谷本: SHOCK EYEさんはお仕事でも関わらせていただいて、ポジティブな考え方も含めて尊敬しています。芸能活動をしていると、「運」ってとても大切だと感じるんです。運があるから、いろいろなお仕事にもいい人にも巡り会えるので。SHOCK EYEさんには、お会いするたびにとてもいい影響を受けていると思います。

――芸能界の先輩でもあり、お父さんでもあるような。

谷本: そうですそうです、お父さんみたいな! 実は一時期、つばきファクトリーのメンバー全員でSHOCK EYEさんの画像を待ち受け画面に設定していたんですよ(笑)。しかも、当時は全員が同じ機種のスマートフォンを使っていたので、どれが誰のかわからなくなっちゃったなんてこともありました。

見てくれるファンがいるから自分の力を発揮できる

――ところで、パワースポットに行く前に抱えていた悩みごととはどんなことだったのですか。

谷本: 新型コロナウイルス対策で無観客ライブがありましたが、以前のようにお客さんに来ていただいてライブをするとなったときに、「ファンの方はまた来てくれるかな。応援してくださるかな」というのが正直とても不安でした。それもあって、パワースポットに行って「大丈夫、大丈夫」と自分に言い聞かせるようにして、自信を取り戻しながら日々を過ごしていました。

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朝日新聞telling,(テリング)

――そんな不安があったんですね……。7月11日から始まったハロプロメンバー全員参加のコンサート「Hello! Project 2020 Summer COVERS ~The Ballad~」では、谷本さんはDAOKO×米津玄師「打上花火」と西田敏行「もしもピアノが弾けたなら」の2曲をソロで歌い上げましたよね。お客さんや、周りの反応はどうでしたか。

谷本: それが、思っていたよりずっと反応がよくて! 私は元々、歌に自信があるタイプではないし、グループで活動していると、ソロで丸々1曲を披露できる機会ってなかなかないんです。でも、一人で歌ってみて「想像以上によかった!」「歌がうまくなったね!」と感想をいただいたので、ほっとしました。最初は「一人で歌いきれるかな」「どんな反応だろう」と、ものすごく不安だったので。

――女性ボーカルの曲(「打上花火」)と男性ボーカルの曲(「もしもピアノが弾けたなら」)、それぞれ歌い方を変えるのは大変そうですね。

谷本: 「打上花火」は、曲の世界観の作り方からはじめないといけないと思いました。儚く、でも力強い歌声を目指して、「でもそれってどんな声だろう?」と自分で研究していきました。いろいろな歌い方に挑戦してみて、最終的には、いつもより息を多めに出してハスキーな歌声を作り出すことを意識して歌いました。

「もしもピアノが弾けたなら」は「打上花火」よりもゆっくりなテンポで、より聴かせる曲なので、歌詞に感情を乗せることを特に意識して練習をしました。Bメロの歌詞に一番感情を込めたので、それが聴いてくれた方に伝わっていたらいいな。

――コロナウイルス対策で、春には無観客ライブなどもありましたよね。お客さんを前にしたコンサートはどうでしたか。

谷本: やっぱり、ファンの方がいるといないとでは全然違います。ファンの方を目の前にすると、いつもよりももっとパワーが出るというか、うれしい気持ちが強かったです! 見てくれる人がいることで、自分の力をより発揮できるんだと感じました。

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朝日新聞telling,(テリング)

女性ファンとの楽しみは「美の情報交換」

――telling,は女性向けメディアですが、谷本さんから見て「女性のファン」とはどんな存在でしょうか。

谷本: 率直に、うれしいです! 最近、Instagramの個人アカウントを開設したからか、女性のファンの方からの反応を目にする機会がとても増えたんです。女性から「かわいい」とか「きれいだね」と言ってもらえるのは、男性から言っていただくのとはまた違ったうれしさがあります。

――確かにそうですね。女性ファンは見ている視点が違うからなのでしょうか。

谷本: たぶんそうですね。女性はメイクやファッションなど、気を配る部分の共通点が多いから、些細な変化にもより気づいているイメージがあります。実は私、自粛期間中にちょっと太って、体重が5キロくらい増えてしまったんです……。ヤバい! と思って食事制限や運動をして、いまは7キロくらい落としました。そのとき、「すごく痩せたね」「きれいになったね」といち早く気づいてくれたのが女性ファンの方でした。私の努力を見ていてくれてうれしかったです。

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朝日新聞telling,(テリング)

――結果そのものだけでなく、努力を見てくれていると感じるんですね。

谷本: 「どういうダイエットをしたの?」とか「きれいになるためにどんな努力をしているの?」と聞いてくれるので、私も「こんなことをしたんだよ!」とお伝えできるのがうれしいですね。逆に、ファンの方が「私はこうしているよ」と教えてくれたり。女性とは、そういう情報交換ができるのが楽しいです。

――いいですね、情報交換。美容のことについても、また詳しく聞かせてください。

谷本: ぜひぜひ!

●谷本安美(たにもと・あみ)さんのプロフィール
1999年11月16日生まれ、北海道出身。ハロー!プロジェクトのグループ「つばきファクトリー」の初期メンバー。2014年の「モーニング娘。'14 黄金(ゴールデン)オーディション」を経て、ハロプロ研修生となる。2015年につばきファクトリー加入。2020年9月30日、最新シングル「断捨ISM/イマナンジ?」(zetima)を発売。

■むらたえりかのプロフィール
ライター・編集者。エキレビ!などでドラマ・写真集レビュー、インタビュー記事、エッセイなどを執筆。性とおじさんと手ごねパンに興味があります。宮城県生まれ。

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