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腸内環境が悪いと過食を引き起こしてしまうのはどうして?

  • 2020.10.10
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最新の研究によると、腸内に存在する大腸菌は、食欲を調節する役割を持つことが特定された。そして、科学者たちは、これらの細菌が必要な栄養素を摂取すると、あるタンパク質を放出することを突き止めたという。今回はこの内容をイギリス版ウィメンズヘルスからご紹介。

どうやらそのタンパク質には、満腹になり、もうこれ以上食べ物はいらないということを、脳に知らせる働きがあるようだ。

フランスのルーアン大学の研究者、セルゲイ・フェティソフ博士は、次のように説明している。「我々の研究は、大腸菌が生産する細菌タンパク質が、脳に満腹を知らせるために使われる分子経路に関与していることを示しています。現段階では、腸内細菌の変容が生理学的にどのような影響をもたらすのかをさらに知る必要があります」

同研究によれば、これらのタンパク質は、食事をしてから約20分後に放出され始めるという。

急いで大量に食べたあとに、時間がたつにつれて不快なほど満腹感を感じてしまうのは、きっとこれが理由でもある。

さらに、普段から満腹感を感じにくい傾向にある人は、腸内細菌のバランスの乱れにより、これらのタンパク質が十分に生産されていないからだとも考えられる。

覚えておこう。腸内環境がヘルシーであるほど、あなたはハッピーでいられるということを!

※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: FRANCESCA MENATO Translation: Yukie Kawabata

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