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小学校の跡地からラグジュアリーホテルへ。【京都】〈ザ・ホテル青龍 京都清水〉で見逃せないポイントは?

  • 2020.10.8
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京都の観光名所である「清水寺」と並び、昭和8年から地域のシンボルでもあった元清水小学校。2020年3月、その建物を保存・活用する形でラグジュアリーホテル〈ザ・ホテル青龍 京都清水〉が誕生しました。校舎の面影を感じる建築デザインやアート作品から、非日常を味わえる贅沢ステイの様子をご紹介します。

記憶をデザインした、ラグジュアリーホテルへ

清水寺、法観寺八坂の塔など、京都を代表する国宝や重要文化財が点在する観光エリアから徒歩圏内に生まれ変わった“シンボル”はある。昭和8年に建てられた清水小学校の校舎があったこの場所は、2020年に未来に繋ぐホテルへと役割を変えた。

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館内には京都にかかわりのある作家の作品約280点が並んでおり、滞在中はアート巡りを楽しむことができる。

清水小学校が建設された当時は、モダンな鉄筋コンクリートの校舎が次々と建てられた時代。その中でも特徴をもつ建築として評価され、洋風デザインを踏襲したタイル貼りの外観やスパニッシュ瓦の屋根は、清水の地の象徴となった。
ホテル館内は小学校時代の教室や講堂の特徴を保存、継承しながらデザインされている。とくに、階段などの共有部はこの小学校の卒業生でなくとも、その懐かしさを感じる。

全48室、贅沢な時間を過ごせるゲストルーム

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滞在中は大きなバスタブで、癒しの時間を。
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アメニティなども充実している。

ゲストルームは清水寺を一望できるなど京都らしさを堪能できる部屋から、ガーデンビューのテラス付きで非日常感を感じられる部屋など、それぞれ眺望の違いを楽しむことができる全48室。

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ラグジュアリー感を引き立てる、モダンなインテリアの数々。
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佃眞吾・内田智裕「客室ティーセット」 各客室では、京都にゆかりがある作家が作った器などを手にとることができる。
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滞在する部屋から八坂の塔が見える、贅沢なロケーション。

どの客室もベッドやバスルームが広々しているのはもちろん、校舎の構造を生かしたデザインとモダンで落ち着いたインテリアが上質な滞在を演出する。

パリの老舗レストランのエスプリを受け継ぐ〈ブノワ京都〉でディナーを

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食事を楽しみながら、法観寺にそびえ立つ五重の「八坂の塔」を望むことができる。

滞在中のランチやディナーは、ホテルオープンと同時に敷地内にオープンした〈ブノワ 京都〉で楽しめる。
フランス・パリにオープンして100年以上続く老舗ビストロとして本場で愛され続けている〈ブノワ〉。ここ京都ではエグゼクティブ シェフとして、〈ブノワ ニューヨーク〉でスーシェフとして経験を積んだアントニー・バークル氏が就任した。本場〈ブノワ〉の定番料理や、アントニーシェフが自ら探した京都ならではの食材を活かしたビストロ料理を堪能することができる。

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国産の豚肉や鶏肉、鴨肉を角切りのミンチ状にしたものとコンソメジュレをパイ生地に包んだ、〈ブノア〉定番の「パテ・アン・クルート ルシアン・タンドレ風」。 大皿でも存在感があるくらいボリューミーな一皿。ワインとのペアリングがおすすめ。
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グリルしたイサキに、レモンの皮・ケッパー・クルトン・焦がしバターを合わせたソースでいただく「本日のグルノブロワーズ ほうれん草のソテー」。 〈ブノワ〉のクラシカルな一皿で、こだわりのソースがさっぱりしながらも、バターによる程よいコクに虜になる。
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エグゼクティブシェフ アントニー・バークル氏/ロワール地方ヴァンドーム生まれ。数々のミシュランの星付きレストランで修行を重ね、デュカス・パリのレストラン〈ル・コントワール・ド・ブノワ〉と〈ブノワ ニューヨーク〉でスーシェフを勤めた。2020年春、〈ブノワ 京都〉シェフに就任。

〈ブノワ 京都〉
ランチ:11:30〜15:30(14:30 L.O.)、ディナー:17:00〜22:00(20:30 L.O.)
席数:68席、テラス20席
075-541-0208
https://www.benoit-kyoto.com/

京都の名バーテンダーがプロデュースした、話題のルーフトップバー

ディナーの後に訪れたいホットスポットは、ホテルの中にある。今、「京都で話題の場所は?」と聞かれると答える人も多いであろう〈K36 Rooftop〉だ。
その最大の魅力は、京都市街が一望出来る360度のパノラマビュー。ルーフトップバーからは、夕陽やライトアップされた法観寺・八坂の塔といった絶景を堪能することができる。

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新鮮なミントをたっぷり使った「モヒート」は定番の一杯。

注目される理由は“バーテンダー”にもある。京都を代表するバーテンダー・西田稔氏がプロデュースに参画し、西田氏監修のバー〈K36 The Bar〉では15年ぶりにカウンターに立った。
「ホテルでバーをやってみたかった」と語る背景には、これまで複数のバー立ち上げを経験してきた西田氏の想いがある。「せっかくおいしいお酒を飲んだ後でも、タクシーに乗って帰らないといけない。“最後の一軒”がホテルの中だったら、時間や帰り道を気にせず楽しめるはずと長年考えていた」。常連客への愛が溢れる発想は、この地で叶った。

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このバーのために考案したオリジナルジントニック「K36 ジン」は看板となる一杯。
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3種類のジンをブレンド

カクテルやウイスキーはもちろん、地元食材を生かした食事メニューも豊富。

〈K36( ケーサーティーシックス)〉/4階
075-541-3636
15:00〜24:00(L.O. 23:30)
※〈K36 Rooftop〉10%サービス料
※〈K36 The Bar〉10%のサービス料に加え、Rooftop/The Barともに17時以降はテーブルチャージ1,000円

充実した宿泊者専用スポット

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アメリカン・ブレックファストのメインで選んだ「ガレット」
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新型コロナウイルス対策の一環で、ブッフェは小分けで用意されており安心して楽しむことができる。

レストランやバーの他にも、宿泊者専用で利用できる施設が充実している。
かつて講堂として使われいた天井高を生かされた〈restaurant library the hotel seiryu〉では、京都食材で作られたアメリカン・ブレックファストや和朝食を楽しむことができる。

1階にあるホテルゲスト専用のラウンジでは軽食やドリンク、京都ならではのお抹茶点てなど体験型コンテンツも用意されている。
その他、「清水」「山鳩」「桜」をテーマカラーとした3つの個室プライベートバスやフィットネスジムなどがあり、ステイ中は心身のメンテナンスも叶う。

〈ザ・ホテル青龍 京都清水〉

京都府京都市東山区清水二丁目-204-2
075-532-1111
スタンダードキング 1泊1室2名69,286円〜(税サ込・朝食付き)
全48室

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