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世界初!テレビ塔がタワーホテルに。「ザ タワーホテル ナゴヤ」が誕生。

  • 2020.10.7
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名古屋テレビ塔は、1954年に日本初の電波鉄塔として開業して以来、長く愛されてきた名古屋の街のシンボルだ。その電波を発信するという役目を終えたテレビ塔に、2020年秋、名古屋の新しい起点となる「ザ タワーホテル ナゴヤ(THE TOWER HOTEL NAGOYA)」が誕生した。都市型のオーベルジュとして、地域の伝統やアート、そして地産地消の食文化を発信していく。

名古屋テレビ塔は、東京タワーや通天閣などを手がけた、内藤多仲氏が設計。2005年には国の有形文化財に登録された。耐震工事のため休業していたが、施工を終え、大規模リニューアルを慣行。その4、5階が全15室のスモールラグジュアリーホテル「ザ タワーホテル ナゴヤ」となる。すべての客室から、栄の街や緑が広がる「久屋大通公園」を眼下に見渡すことができる。

客室によっては、テレビ塔の駆体鉄骨がそのまま剥き出しで突き抜けているのも特徴的だ。地元に縁のあるアーティストの画や写真、映像、造形、彫刻、書、クラフトやテキスタイルなど、一室ごとに異なる作品が配され、まるでギャラリーのようにホテルのそこかしこにアートが散りばめられている。

地産美食と称されるレストランも備えた。4階には八事石坂にあった予約の取れないフレンチレストラン「グリシーヌ(glycine)」が移転オープン。地元作家のテーブルウエアを使用し、つくる人の顔が見える素材と地産地消の滋味が溶け合う郷土料理を提供する。

1階のカフェ「ファームアンド(Farm&)」では、5種類のソーセージや10種類のホットドッグを用意。テラス席も設け、ディナータイムには音楽とともにお酒も楽しめる。2階の「リリィ(lily)」では、東海三県の海山川の恵み、郷土の歴史と文化を取り入れたコース料理を提供する。

「登録有形文化財」の旧きよき趣きと新たなカルチャーが溶け合う、「ザ タワーホテル ナゴヤ」でしか体感できない時間を心ゆくまで満喫したい。

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ザ タワーホテル ナゴヤ(THE TOWER HOTEL NAGOYA)

オープン日/2020年10月1日(木)

住所/愛知県名古屋市中区錦3-6-15先

Tel./052-953-4450

https://thetowerhotel.jp/

Text: Aya Hasegawa

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