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永作博美、河瀬直美監督の驚きの撮影法に「『これは罠だな。仕掛けられた』と……」

  • 2020.10.7
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女優の永作博美、蒔田彩珠、浅田美代子、俳優の井浦新、子役の佐藤令旺、河瀬直美監督が6日、都内で映画『朝が来る』の完成報告会見を行った。

直木賞・本屋大賞受賞作家の辻村深月による感動ヒューマンミステリーを映画化した同作。実の子を持てなかった夫婦と、実の子を育てることができなかった14歳の少女を繋ぐ「特別養子縁組」によって芽生える絆と葛藤を描く。

実の子を持つことが叶わなかった夫婦、栗原佐都子役を永作、栗原清和役を井浦、望まぬ妊娠をし、実の子を育てることができなかった少女・片倉ひかり役を蒔田、栗原夫婦と片倉ひかりを引き合わせる人物・浅見静恵役を、それぞれ浅田が演じる。

河瀬監督は、登場人物が経験してきたこと、これからするであろう経験をキャストにリアルな状況で体験させる「役積み」と呼ばれる独特の撮影手法を取る。

撮影を振り返って井浦は「川瀬監督のもとでは、クランクインする数か月前から特別養子縁組や不妊治療についてしっかりと学んでいく『役積み』という時間を経験させていただいた」と述べ、「永作さんと2人で目の前で起きていること一つずつ丁寧に、夫婦として拾い合っていきながら素直に心を動かしていくことを大切にしていました」と語った。

本物の夫婦になりきる「役積み」ならではの苦労もあった。永作は「スタッフをどんどん信じられなくなっていった」と本音を吐露。「『清和、明日誕生日だからプレゼント買ってきて』って急に指令がやってきたりとか、突然一人でぽつんとさせられて役と対峙する場面を与えられたりとか、突然そういうのがやって来るんですよね」と説明した。

特に永作の疑念が募ったのは、夫婦で温泉宿に泊まるシーンの撮影時。この日は宿に泊まらない予定で、前の撮影が押したため遅い時間に現地へ到着していた。にもかかわらず、カメラが回っていない状態でお風呂につかり、食事をするように指示されたという。

永作は「『これは罠だな。仕掛けられた』と思ったんですよ。前に押してるのも罠だと思って、『このまま泊まらせるつもりじゃない?』と。そこまでやるか河瀬組と(笑)」と述懐。結局、その日は遅い時間に解放されたが、「それくらい疑心暗鬼になるほど、どのシーンにもしっかりと役作りがありました」と明かしていた。

映画『朝が来る』は10月23日、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。

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