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SKE48・斉藤真木子が“壁”の向こうに見る“2年前の涙”へのアンサー<コラム>

  • 2020.10.6
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SKE48キャプテン・斉藤真木子
(C)2020 Zest,Inc.

10月3日から5日にわたって、劇場デビュー12周年を記念した配信イベントを開催したSKE48。開催前にはブームアップとして過去のアーカイブ映像などの配信企画が行われたが、その中に2018年の10周年記念特別公演もあったので、私は当時自分が書いたコラムを読み返してみた。

【写真を見る】研究生らと共に劇場デビュー当時の公演を行った斉藤

すると、そこにはSKE48キャプテン・斉藤真木子がステージ上で涙ながらに語ったコメントが記されていた。

「私は今でもずっと思っています。2日間、この特別公演をやってきて、まだまだ過去の壁は厚いと何度も感じました。『今が楽しい』と自分に言い聞かせてメンバーを引っ張ろうとずっと前を向いてきましたが、11年目を迎えたきょうから、まだまだSKE48に厳しい壁はたくさん待っていると思います。『楽しい』と言ってしまえばそれで済むかもしれないけど、みんなともっとたくさんの笑顔が見たくて、もっとたくさん楽しい景色をみんなと見たいから、これからももっともっと頑張っていかなきゃいけないなと実感しました」

(※2018年10月6日配信「SKE48 10周年記念特別公演で出てきた『壁』という言葉<コラム>」より)

そして、2020年10月4日。12周年記念イベントの2日目終演後に囲み取材の場が設けられ、斉藤、大場美奈、江籠裕奈から話を聞くことができた。

その中で、こんな場面があった。

斉藤真木子、大場美奈、江籠裕奈 囲み取材の一部

――(公演中にメンバーからの)「今のSKEを見てほしい」というコメントもありましたけど、改めて皆さんが思う今のSKEの魅力や面白さって何だと思いますか?

大場:何でもチャレンジするところ。全然怖がらずに、「アイドルだからこういうイメージじゃなきゃいけない」っていうのがないのがSKEの取り柄というか、清楚系のアイドルというわけでもないし、じゃあただ元気なアイドルかっていったらそうでもない。全ジャンルに挑戦していこうというか、何でも取れるものは取っていこうっていう感じ。

それこそ須田亜香里ちゃんが番組とかでいろいろやっていて、あれはハイレベルですけど、それに次ぐくらい本当にSKE48は何にも物怖じせず、果敢に挑戦して、できたら素直に喜べるグループだと思います。

そういった意味では今回みたいな「何時間の配信よ!?」っていうことも、普通は怖くてできないと思うんですよ。やったことがないし、ライブ配信イベントも今どういう状況か分からない中、こんな大規模でやってくださるなんて私たちも思っていなかったので。

でも、今まで「もうダメじゃない!?」ってときも、ファンの人たちの力で乗り越えてきたこともあったし、メンバーとスタッフさんみんなで乗り越えてきたこともあったし、「みんなでやったらどうにかなるんじゃないか」っていう希望でやってきたことも結構たくさんあったので。

今回も、覚えられるのかとか、本当にメンバーみんなで支え合いながらできるのかなとか、ちょっと不安はあったけど、「いや、できるっしょ」っていう気力で本番を迎えたら、素晴らしいスタッフさんの技術をファンの皆さんがSNSで盛り上げてくれたりして、私たちもそういう感想を受ける側としてはうれしいからもっと頑張ろうって思いました。

だから、今のSKEの魅力は“常に高みを目指していくところ”。

江籠:今のSKEの魅力は“今を楽しんでいる”ことだと思います。自分たちの“今”を全部SKEに捧げている感じがするっていうか、それくらい一生懸命だし、ステージに立てない期間があったからだとは思うんですけど、今回みんなステージに立って、今が一番輝いてるっていうくらい本当にキラキラ輝いていて。

だから、“今”を楽しんでるところかなって思います。

斉藤:これを聞いたら「むむっ!?」ってなる方もいるかもしれないけど、言いますね。

今が一番、パフォーマンスレベルが高いと思います。

昔はもちろん汗だったり、みんなの必死な気持ちだったり、何か伝わってくる熱さだったりっていうものがSKEの魅力だったと思うんですけど、今回のイベントを機にいろんなものを見返してみたら、今の方が良くも悪くも激しいし、何かみんなにテクニックがあるように感じるんですよね。

もちろんそれが世界レベルだとかそういう話じゃなくて、みんなそれぞれ武器を持っているということで、急に自由に踊ってと言われたらうまく踊れないかもしれないけど、“SKEダンス”はみんなめちゃくちゃうまいと思います。

それにいろんな人の背中を見ながら蓄えた歴史をもっと感じて、気持ちが乗ってくれば、絶対に過去を超えられると思うし、今のニーズにそれが合っているかっていうのは正直分からないけど、でも、SKEは確実に進化し続けているって胸を張って言えます。

SKE48が描く“ずっとずっと先の今日”の景色は――

「今が一番、パフォーマンスレベルが高いと思います」

この言葉にファンからどんな反応があるか、メンバーもファンもある程度想像できると思うが、斉藤は言葉を続けてこう言った。

「絶対に過去を超えられると思う」

「SKEは確実に進化し続けているって胸を張って言えます」

この言葉を、私は彼女自身が2年前に流した涙へのアンサーだと感じた。自己肯定を得たアイドルは、一際強く輝きを放つ。それがグループ全体に浸透した先のSKE48は、どんな色をした輝きを見せてくれるだろうか。

この原稿はほとんどを4日夜に書いたものだが、5日に行われた「12周年特別LIVE」で予想外の小さな偶然があった。なので、以下は4日夜時点の原稿をそのまま掲載したいと思う――。

今回の12周年記念イベントを経て、SKE48は13年目に突入するが、“13”thシングル「賛成カワイイ!」のカップリング曲の歌詞にはこんな一節がある。

“僕たちの力は無限の可能性 壁に見えても限界じゃないんだ”

彼女たちは“ずっとずっと先の今日”に、どんな楽しい景色を見せてくれるのだろうか。(ザテレビジョン)

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