1. トップ
  2. 恋愛
  3. 自分に関係ないは大問題!クレジットカードの不正利用を防ぐには

自分に関係ないは大問題!クレジットカードの不正利用を防ぐには

  • 2020.10.4
  • 5164 views

前回はドコモ口座の不正送金問題は自分にも関係があるのでアプリを活用して不正利用を早めに見つけましょうと書きました。

(参考:ドコモ口座の不正利用に学ぶ 自分の銀行口座の「正しい守り方」

今回は、銀行口座以外の不正利用対策についてです。

クレジットカードの利用明細もアプリを活用

銀行口座も銀行アプリを活用して定期的に履歴を確認しましょうと書きましたが、クレジットカードも同様です。

クレジットカードもオンライン明細に申し込むことで、アプリで利用履歴を確認できます。クレジットカードのアプリでは、紙の明細と異なり、速報値などを確認可能です。数日前の利用履歴を確認できますので、不正利用に気がつきやすくなるでしょう。

なお、フィッシングメールにも絶対に引っかからない、カードは目の届く範囲でしか使っていない、と言う場合でもクレジットカードの被害に遭う可能性はあります。

筆者もそれほど使っていないクレジットカードで不正利用がありました。店員さんに手渡ししたこともないカードです。それでもクレジットマスターのような犯罪もありますので、「利用履歴を確認する」が銀行やクレジットカードで不正利用被害に遭わない最も効率的な方法でしょう。

ネットショッピングで気を付けること

続いてネットショッピングです。ネットショッピングを利用している人は多いと思います。筆者も楽天市場、Amazon.co.jp、Yahoo!ショッピングやLOHACOなど、様々なモールで買い物します。

ネットショッピングはお得でポイントもたくさんもらえます。楽天市場ではSPUや5の倍数の日、買い回りなど、ソフトバンクユーザーの場合はPayPayモールやYahoo!ショッピングなどでポイントがザクザク貯まります。

ポイントが貯まりお得で便利なネットショッピングですが、セキュリティ対策を怠ると不正利用の被害に遭いやすくなります。

最近はネットショッピングのアカウントを狙うフィッシングメールも増えています。偽の楽天市場やAmazonから「アカウントの停止」メールや「Amazonプライムの更新失敗」などのメールが毎日送られてきます。

犯罪者がネットショッピングのアカウントを狙うのは個人情報の塊だからです。

配送先の住所や電話番号もわかりますし、その人の興味があることもわかってしまいます。以前、カメラが趣味の人がアカウントを乗っ取られ、カメラの機材を少しずつ購入されていた被害がありました。

「あれ? 買ったかな?」と思い、そのまま何件かはスルーしてしまったようです。銀行口座残高を利用されたり、クレジットカードを利用されたりする被害とは違った意味で怖いのがネットショッピングやポイントカードのアカウントです。

ネットショッピングやポイントカードなどのアカウント乗っ取り対策としては、IDとパスワードはそれぞれのアカウントで変更することです。

例えば、ログインIDがメールアドレスの場合、Gmailを利用していると、メールアドレスの後ろに「+○○」をつけてもメールが届きます。

例えば、tbm@gmail.comと言うメールアドレスの場合は、 tbm+rakuten@gmail.comtbm+amazon@gmail.comでも同じtbm@gmail.comにメールが届くのです。

中にはメールアドレスで「+」が登録できないサイトもありますが、「+」が登録できる場合はそれぞれのアドレスを変更するようにしましょう。もし、全く知らない所から「+○○」のアドレスにメールがあった場合は、○○の所から漏洩したことがわかります。

では、それぞれのアカウントを保護する方法を紹介しましょう。

楽天市場の場合は「ログイン履歴ページ」がありますので、定期的におかしなログインがないかを確認します。Yahoo!ショッピングなどでは「SMS認証」が可能です。設定するとログインIDを入力後にSMSが届きます。そのコードを入力するとログインできるため、他のサイトでパスワードが漏洩していたとしても安全です。Amazonも2段階認証を設定することができ、SMSでコードが送られ、そのコードを入力することでログイン可能です。

特にAmazonの場合、「アカウント」から「メッセージセンター」を活用すると、Amazonから送られてきたメールを全て確認できますので、Amazonから来た(偽物・本物どちらも)メールのURLはクリックせずに「メッセージセンター」を利用するのがおすすめです。

2段階認証などを設定するとログインが大変になりますが、アカウントの保護は行った方が良いでしょう。アプリの場合は一度ログインすると、生体認証でオートログインなどができるようになりますので、公式サイトにアクセスするときはアプリを利用するのがおすすめです。

菊地崇仁

ポイント交換案内サイト「ポイント探検倶楽部」を運営する株式会社ポイ探の代表取締役。さまざまなポイントやカード情報に精通し、テレビや雑誌等で活躍中。著書に『新かんたんポイント&カード生活』(自由国民社)等がある。

元記事で読む
の記事をもっとみる