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サラリーマンのお小遣い、平均いくら?働き方改革の影響も

  • 2020.10.4
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近年は働き改革が進んでサラリーマンの働き方が多様化しています。それに伴い毎月の収支やお小遣いの使い方も変化している傾向です。その一つの目安となるのがサラリーマンのお小遣い平均額。この記事では、新生銀行の「2019 年サラリーマンのお小遣い調査」の結果をもとに、サラリーマンのお小遣いの平均額がどんな理由でどのように変化したかを見ていきます。

■男女別サラリーマンのお小遣い(昼食代含む)の平均は過去最低レベル

株式会社新生銀行が行った「2019 年サラリーマンのお小遣い調査」によると2019年4月時点で男女別サラリーマンのお小遣いの平均額および前年比は以下のようになっています。

男性のお小遣い平均額は、調査開始以来最低額となった1982年の3万4,100円に次ぐ2番目の低さでした。女性のお小遣い平均額は過去最低です。また年齢別に前年と比較すると調査対象となった20~50代のうち30代を除く全世代で前年よりお小遣いの平均額が減少しています。

■働き方改革で収入が減って支出は増加。それに伴いお小遣いの平均額が減少

では、お小遣いの平均額が減少した原因は一体何でしょうか。「2019 年サラリーマンのお小遣い調査」では男女ともに上位3つは以下の回答でした。

1位:給料が減った
2位:生活費にかかるお金が増えた
3位:子どもの教育費が増えた

特に1位の「給料が減った」は、働き方改革の影響が大きいようです。同調査では「働き方改革によってお小遣いの使い方ややりくりに変化があった」と回答した人のうち男性の49.7%、女性の43.3%が「残業が減った」と回答しています。残業の減少で残業代が減り毎月の給料も減っている傾向です。そこに生活費や子どもの教育費の増加が重なりお小遣いも減っていることが考えられます。

■今後も働き方改革が進みお小遣い平均額が大きく変動する可能性は高い

2020年現在、多くの企業で副業を認めているほか、新型コロナウイルス流行の影響で業務のリモート化が進んでいます。それに伴い支出の内容も変わってお小遣いの金額や使い方も変化していくでしょう。世界経済の動きによってはさらに大きく変化する可能性も否めません。

今の働き方やお金の使い方を見直し、どのような変化にも対応できる働き方やマネープランを検討していきましょう。

文・大岩楓
元銀行員ライター。預金・為替業務に長く携わった経験をもとに、節約などの記事を多数執筆。現在はジャンルを広げて教育系の資格を生かした記事まで幅広く執筆。

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