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<エール>広がる戦時色…松井玲奈“吟”が映す時代の空気 凛とした美しさにも反響

  • 2020.9.29
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「エール」第78回場面写真 (C)NHK
KADOKAWA

【写真を見る】豊橋時代の独身・吟(松井玲奈)。はつらつとした笑顔が懐かしい…

窪田正孝主演、二階堂ふみがヒロインを務める連続テレビ小説「エール」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)の第77回が9月29日に放送された。暮らしが戦時色に染まっていく中、その影響を色濃く受ける音(二階堂)の姉・吟(松井玲奈)に心配の声が上がっている。(以下、ネタバレがあります)

時代の空気に染まり…

作曲家・古関裕而氏と、妻で歌手としても活躍した金子(きんこ)氏をモデルに、音楽と共に生きた夫婦の姿を描く本作。第16週「不協和音」では太平洋戦争が勃発し、裕一(窪田)はニュース歌謡の作曲に、久志(山崎育三郎)は慰問活動に、鉄男(中村蒼)は新聞記者の仕事に戻り、福島三羽烏(がらす)の活動は休止となっていた。

喫茶「竹」と名前を変えたバンブーでは店で出すデザート用の食材調達に苦心しており、音も配給の列に並ぶ日々。音楽教室の生徒は一人また一人といなくなり、音の「少し前まで普通だったことが、普通じゃなくなっていますものね」というセリフが胸を突く。

「エール」第77回場面写真 (C)NHK
KADOKAWA

そんな中、第77回では吟の近況も描かれた。終始少し疲れた表情で婦人会の活動に粛々と参加する吟。婦人会をサボり気味の音に小言をぶつけながらも、音が孤立しないか心配している様子がうかがえる。

そして、夫・智彦(奥野瑛太)の出征も決まった。大陸の第一線部隊に転属が決まったという智彦に、吟はただ静かに「おめでとうございます」と頭を下げた。

独身時代は音や梅(森七菜)と笑い合う活発な少女だった吟。そんな彼女が別人のように自分を律し、時代の空気に染まっていく姿は、広がっていく戦時色を如実に映し出す。

視聴者からも「軍人の妻ということで嫌が応でも積極的に活動しなければならない吟さん。表情から笑顔が消えて久しい」「吟ちゃんははしゃぐのが好きな明るい性格のはずなのに…」「吟ちゃん、辛いことばかりで気持ちを押し殺しているように見える」といった心配の声が上がっている。

【写真を見る】吟(松井玲奈)と音(二階堂ふみ)、美人姉妹の笑顔オフショット!
※松井玲奈Instagram(renamatui27)より

吟を演じる松井玲奈にとって、連続テレビ小説出演は「まんぷく」(2018年)に続き2作目。「エール」の吟役では活発なイメージの少女期、年頃になりお見合いを繰り返す姿をコミカルに演じた独身時代、そして軍人の妻となってからのしっとり落ち着いた雰囲気…と、吟の成長を見事に演じ分けている。

戦時色の広がりとともに、ワンピースなどの洋装が多かった服装も、腰丈の着物とモンペ、かっぽう着といった標準服に切り替わった。色白の松井に、ひっつめ髪と質素な紺の着物がよく似合う。

背筋をしゃんと伸ばした姿に視聴者からは「凜とした吟さん、美しい」「松井玲奈さん、寂しげな雰囲気がすごくハマってる」といった声も。「ふたりっ子」(1996年)や「純情きらり」(2006年)、「あさが来た」(2015年)など、姉妹の生き方の対比は連続テレビ小説の歴史の中でもヒット作によく見られるテーマの一つ。戦争という大きな出来事の中で、音たち3姉妹の生き方がどう交わり、どう対比していくのかが今後の見どころの一つになっていきそうだ。

30日(水)は第78回を放送する。

裕一をたずねて、豊橋の関内家で馬具づくりの修行をしている五郎(岡部大)が突然現れる。職人頭・岩城(吉原光夫)の試験に落ちてばかりですっかり自信をなくしてしまった五郎を、さらに梅がすごい剣幕で追ってくる。一方、音は、音楽挺身隊に参加すべきかどうか、迷っていた。

「エール」第78回場面写真 (C)NHK
KADOKAWA

(ザテレビジョン)

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