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【若松区】旧ごんぞう小屋からつながる世界に思いを馳せる

  • 2020.9.29
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こんにちは。 ARANです。

秋風が感じられるようになり、外の散策にちょうど良い季節になってきましたね。

今回は若松区にある「旧ごんぞう小屋」にやって来ました。

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出典:リビングふくおか・北九州Web
what'sごんぞう

「ごんぞう」とは、北九州の若松が日本一の石炭積出基地だった頃、石炭荷役として本船に石炭を積み込む海上労働をした沖仲仕の事を指します。

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出典:リビングふくおか・北九州Web

弁財天上陸場

「旧ごんぞう小屋」は、北九州の産業の近代化を、肉体労働で支えた方たちの功績を後世に伝えていくために、当時のごんぞう達の詰所を再現し、1996(平成8)年に整備されました。

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出典:リビングふくおか・北九州Web
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出典:リビングふくおか・北九州Web
周辺の様子

近くにはごんぞうの姿を彫った御影石もありました。

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出典:リビングふくおか・北九州Web

ごんぞう小屋の周辺はウッドデッキになっていて、真下が海なので波の音が静かに響いてきます。

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出典:リビングふくおか・北九州Web

時々船が通っていく姿を見ながら、ベンチに腰掛ける時間は、何にも替え難く、ゆったりと過ごしたい人にはうってつけの場所ですよ。

若戸大橋も見えます。

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出典:リビングふくおか・北九州Web

先日、福岡市の名誉市民賞を贈呈された故・中村哲医師は、若松でごんぞう達を束ねていた玉井組の親方の親戚で、この若松にもかつて住んでおり、ごんぞう達の働きをよく見ていたようです。(ごんぞうや当時の若松の様子など、詳しくは北九州出身の作家・火野葦平『花と龍』を読むとよく理解できますよ)

この海から、はるか遠いアフガニスタンの地で汗を流し、人々のために働いた彼の姿を、日本の発展に陰ながら貢献したごんぞうたちの姿と重ねて、改めて秋の夜長に北九州ゆかりの作家・火野葦平の著作を読み返すのもいいかもしれません。

それでは、今回はここで失礼します

若松南海岸(若松バンド)「旧ごんぞう小屋」

住所 / 〒808-0034 福岡県北九州市若松区本町1丁目14-16 利用時間 / 9:00〜17:00(ただし7月1日から8月31日は19時まで) 駐車場 / なし 問合せ / 北九州市港湾局 ℡093-321-5923

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