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滋味深い62品の「台湾スープ」であたたまろう

  • 2020.9.28
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美食の国、台湾各地を食べ歩き、市場を回り、現地のママたちに台湾家庭料理を習ってきた料理研究家の山脇りこさん。2020年10月12日に、レシピ本『台湾スープ』(誠文堂新光社)を出版する。

特長は、すべて日本で手に入る食材で作れること。本書で紹介されているのは62品で、3ステップでできるかんたんスープから、まいにち食べたい食堂スープ、じっくり作る週末スープ、具だくさんの1品でまんぷくスープまで、台湾気分を味わえるバリーション豊かなレシピが並ぶ。

例えば、"ザ・台湾食堂なスープ"と紹介されている「スペアリブと大根のスープ」は、しょうが、酒、だし昆布、塩、五香粉(ウーシャンフェン)、白こしょうを合わせてコトコト40分煮る。

台湾では、豚のスペアリブは「排骨」と言い、スープだけでなく、麺やご飯もの、おかずにもよく使われるおなじみの肉なのだそう。さっと湯がいてから使うと肉のくさみが取れ、優しく澄んだスープになる。これからの季節は山いもやじゃがいもと合わせてもおいしい。

台湾のスープは、鶏肉や豚肉のだしを使っているものが多く、疲れた体にしみわたっていくような滋味深い味わい。あたたかいスープが恋しくなるこれからの季節にぴったりだ。

BOOKウォッチではこれまでに、山脇さんの著書『食べて笑って歩いて好きになる 大人のごほうび台湾』(ぴあ)も紹介している。

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