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脱!配色ワンパターン「シンプルスタイル」の配色アイディア9選

  • 2020.9.26
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シンプルスタイルの完成度を決める色と色との組み合わせ方。それぞれの色がもたらす印象を整理し、メリットのある配色だけをまとめてご紹介。
※コーディネートは過去のGISELeで紹介したものです。

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「新発想で色を組む」
配色のワンパターンから脱却するアイディアをリストアップ。質感やデザインを変えてみたり意外なものからヒントを得たり、柔軟な発想でなじみの色にもまたワクワク感が。

01
take it easy
「力を抜いてモノトーン」
気楽に過ごす日こそ、意外性のある黒・白を。2色にそなわる緊張感で、ゆるい形やナチュラル素材も引き締まり、がんばらずとも洗練度をキープ。


a.オーバーT+Aラインスカートとルーズな上下も間のびしない切れ味のいい配色。


b.シャツにニットパンツのボーイッシュな合わせも、モノトーンなら気品が薫る。色づかいがタフなぶん、腕まくりをするなど素肌をアクセントに。


c.ノンストレスな黒の1枚系から、リブタンクやコンバースの親しみやすい白をのぞかせていっそうの抜け感をメイク。


d.場合によっては幼く見えるハーフパンツも、品のいい白で試せば大人な仕上がり。


e.さっと肩にかけたニットづかいで、美形なテーパードパンツをOFF仕様に。黒を基調にすれば、シルエットがキレイめでもクールを保てる。


f.ボリューミィなそでとドライタッチな質感で、黒ワンピ特有のおかたさを払拭。サンダルのさし色も手伝い、力まず華やかなムード。

02
shine more
「茶系には上品なツヤのフィルターを」
「地味」と隣り合わせのアースカラーは、光沢のある色みを選んで華やかに。落ち感も加わって、ワンピやブラウスなど淑女なアイテムの品がUP。


a.とろんとしたワンピースを主役に、同色のジャケットとキャップで抑揚づけ。b.しなやかな素材感が、ブラウンの女らしさをあと押し。足元にはブーツの重厚感を仕込み、Iラインワンピに秋の息吹を。c.ブラウンとトーンが似たゴールドの相愛関係は言わずもがな。シャツワンピのドレープをなぞるように、ひかえめにゆれるネックレスが高貴さをメイク。

03
break stereotypes
「イメージと逆」でうまくいく
「白=まじめ」「褐色=おとなしい」。そんな色のイメージに引っぱられず、意外性のあるデザイン選定もワンパターンの解消にうってつけの手段。


a.「白シャツでふまじめ?」前を開けくずすように着ることで、きちんと感の強い白シャツの見え方を転換。


b.「特徴的なアースカラー」ほかの色だと甘いギャザーやボリュームスリーブも、穏やかなアースカラーなら適度な主張に。


c.「クールな気分の日のピンク」洗練度の高いロング丈で、愛らしいピンクを大人化。濃紺デニムがハンサムな仕上がりに加担。


d.「白っぽい色みでドレッシー」繊細なシアートップスも、まろやかな白で試せば華美なイメージが和らぎ、ふだんの予定にフィット。リュクスな雰囲気も残しつつ、やわらかく落ち着きのある見た目に。

04
two or more
「色の2乗でプラスの結果」
上下の色を合わせたりボトムと靴の色をそろえたり、同じ色を繰り返すことで得られるメリットを解説。まとまりが出ること以外にうれしい効果がたくさん。


a.「足元のピンクでほっそり見え」靴選びに迷いやすいカラーボトム。パンツと同じピンクのパンプスなら、Iラインが強調されて脚長効果が。b.「ロゴとスカートを赤で統一」コントラストが強くなりがちな赤&白配色。Tシャツにも赤いロゴを効かせ、視線を分散させることで一体感が生まれる。c.「黒ではさめばタフな見た目」黒小物をちりばめて、さわやかなミント色にリアリティを。パンプスとつないだトレンカの黒が、シャープな印象の決め手に。

05
orange = seasonless
「先につながるオレンジ」のさし色
日差しの下で映えるオレンジは、秋の配色にもなじみのいい万能選手。ブラウン感覚で使える色みなら、アイテムを選ばず手にとりやすい。


black / greige.涼しげなモノトーンの上下に、暖色のさし色で女らしさを上乗せ。風をはらむ軽い質感なら、派手な印象になりにくい。white + black.鮮烈なオレンジを肩がけし、プレーンな白Tをメリハリづけ。黒のIラインボトムでそぎ落とせば、目を引く色をさしてもクールなまま。brown.オレンジの先細パンツで、ストライプとのグラデをつくるように。色のリンクにより縦線もきわ立つ。

06
break time
「甘美なスウィーツがインスピレーション」
見た目も美しく愛らしいスウィーツから着想すれば、マンネリに陥りがちな色合わせに新たなアイディアが。定番色をベースに足したい色をリサーチ。


a.b.「さわやかなチョコミント配色」濃厚なブラウンをリアルタイムで着るなら、少しフレッシュ感があるといい。すがすがしいミントカラーのアクセントが、クラシックな茶系に個性を演出。バッグやシューズで軽さを出すとベター。


c.d.「ショートケーキ的に紅一点」赤をポイントに使うなら、いちごののったショートケーキをイメージソースに。赤の面積が多いときつい印象になりやすいので、エレガントな白系の装いに1点効かせるくらいがいいあんばい。


e.f.g.「まざり合うストロベリーパフェ」ベリーソースとアイスクリームがとけ合うようなグラデーションで女性らしく。複雑に見えて、近いトーンを自由に重ねるだけで意外と簡単。


h.i.「白多めのクリームソーダ」メロンソーダやレモンスカッシュに浮かぶアイスの白が着想源。さわやかさと正統なイメージを兼ねる配色にならい、着慣れた白をブラッシュアップ。白の分量が多めなら、品よくONにも通用。

07
without monotone
「たまには白黒以外で」
抜けがつくれる白、引き締め力のある黒に頼ることを一度休み、やわらかなくすみ色だけでコーディネート。寒色をとり入れたら、黒がなくてもスタイリッシュ。


a.ラベンダーカラーなどの淡いキレイ色は、色濃くくすんだ色みのベージュを支え役にするとうまくいく。b.知的なシャツとラフなデニムの相反するワントーン。パリッとしたシャツ&乾いたデニムと質感の違いで、淡色どうしにメリハリが。c.”適当風”に飾ったグレースエットが、ペールブルーの緩急づけに貢献。スエット特有のカジュアルさで、薄いブルーのかわいらしさを中和。d.グレー×ミントのダスティカラーどうしも、ギャザーやウエストベルトの抑揚があるからぼんやりしない。

08
small accent
「ワントーンに必要なメリハリ」
手軽なようで、テクニックを要するワンカラーの攻略法。白・ベージュをのっぺり見せないコツ、ブラウンを重たく見せないための+1色を指南。


a.「視線を上げるひと手間を」ボディラインを隠す好都合なワンピース。やさしいベージュが膨張するのを防ぐなら、目線を上に誘導してすっきり見せる肩にかけたロンTがポイントに。先のとがったブーティ合わせもシャープさの演出に有効。b.「上下のシルエットに緩急づけ」ベージュ1色でまとめる場合、強弱のあるシルエット選びも重要に。ウエストマークのデザインで脚長効果ももくろめる。c.「肌感を意識する」ほっこり見えやすい白のワントーンには、デコルテや腕など適度な肌見せで緊張感を。d.「目立たずとも白をさす」今の時期には少々重たいブラウンのグラデーション。ニットから白Tをのぞかせるだけで抜けが出て、クリーンな仕上がりに。極力ヌーディなシューズ合わせが賢明。

09
minor change
「品が増すネイビーへのマイナーチェンジ」
「迷ったら黒」を選びがちなシーンで、黒にかわってネイビーを。負けず劣らずのシャープさがありながら、カジュアル〜キレイの振り幅も広く優秀。


a.ブラウンTに気品をもたらすテーパードパンツ。デニム感覚ではけるネイビーなら、適度にボーイッシュさも薫ってコンバースとも相性抜群。b.Tシャツを黒からネイビーへとシフト。トーンがやや上がるだけで、チノパンにどこかレトロで愛らしい雰囲気が漂い出す。c.ストイックな印象を与えるシャツワンピも、抜け感のそなわるネイビーなら女性らしくまとうことが可能。すそからデニムをちら見せしてドレスダウン。

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