安部トシ子さんの花嫁相談室—第69回「ドレスやメイク、感染のリスクが心配です」

結婚にはさまざまな悩みがつきものです。そこで「25ansウエディングオンライン」の「ウエディング達人ブログ」でもおなじみ、ウエディング・プロデューサーの草分け的存在である「オフィース・マリアージュ」の安部トシ子さんに、花嫁のあらゆる悩みを解決していただくことになりました。題して「安部トシ子さんの花嫁相談室」。第69回は「母親がドレスの試着やメイクでのコロナ感染を心配している」という花嫁からの相談です。安部先生、お母さまへの安心材料を教えて！

【相談】

母がコロナに敏感になっていて、「メイク道具から感染するかもしれないから、一式自分で揃えなさい。ドレスの試着もオンラインでしなさい」などと言っています。そんな必要はあるのでしょうか。美容室やドレスショップでは、どんな対策をされていますか？

【回答】

コロナ以降、メイクさんはスポンジなどといった直接肌に触れるものは、ほとんど使い捨てにしています。マスカラも使い捨てのチップを使い、筆やブラシは毎回洗浄して準備をされています。今は一般の方でもプロ並みのメイク用品を持っていらっしゃる方は多いですから、そのほうが安心できるというのであれば、もちろんご自分のメイク道具の持参も可能です。

ドレスショップでも、試着後のドレスは毎回除菌スプレーをし、ドレスを選ぶ際につけていた手袋はその都度洗って使っていたところを、今は使い捨てにしているところもあります。また、前もってオンラインで希望のイメージを聞き、その希望に合ったドレスを準備したうえでご来店いただき、さらに予約制にすることで３密を避け、滞在時間を短縮しているお店もあります。

ドレスショップの方もヘア＆メイクさんも、自分のところで感染を出して迷惑をかけてはいけないということで、万全の対策をされています。

新郎新婦に限らず、親ごさんもそうですが、心配や不安を払拭しないまま結婚式に臨むのでは、せっかくの晴れの日も心から楽しめないでしょう。会場が決まったら、衣裳や美容室ではどのような感染対策をしているのかをしっかりと確認し、安心して結婚式を迎えてくださいね。