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読めば快眠まちがいなし!『眠りのチカラ』で快眠リッチな睡眠ライフを目指しましょう

  • 2020.9.26
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よく眠って、爽やかな朝を迎えたい! と思っていてもじっさいのところは……。というあなたに紹介したい本が刊行されました。タイトルは『眠りのチカラ』、著者は快眠コンシェルジュのヨシダヨウコさんです。あなたのお悩みにあったタイプ別の改善を教えてくれます。

■眠れないにはワケがある?

なんか眠りの質がイマイチと感じる人も、なんとなく枕のせいかな〜とか、TVCMでみたマットレスいいのかな〜と思ったりしつつ、忙しくてあまり真剣に考えずに過ごす人が多いのではしょうか。
眠れないのは枕のせいではありません。答えはあなたの中にありますと筆者は断言します。

■睡眠が人類史上の危機なワケ

人類史上、睡眠が危機的状況に直面しています。数百年前までは夜は漆黒の闇。寝るしかありませんでした。電気が発明され、エジソンが白熱電球を実用化したのも1879年。わずか141年前のこと。

ところが、今は24時間のコンビニ、ファミレスが誕生し、この50~60年で日本人の睡眠時間は1時間程度減ったというデータもあるそうです。
さらに、ついつい寝室に持ち込めるスマホが登場し、あなたの睡眠時間を侵食しつつあります。

筆者は人間の成長を支える「食事」「運動」「睡眠」3つの要素が不可欠で、睡眠中のカラダのクリーニングや気持ちの整理に役立つと言います。
あなたも人類史上の睡眠危機から幸せのために睡眠を守る必要があります。

■眠れない7つのタイプ

とは言っても、眠りのタイプは個性と同じで人によってさまざま。大きくは7つのタイプに分かれるそうです。そこで眠りのタイプ(眠れない症状別)を確認してみましょう。
慢性睡眠不足のキリンさん、
入眠障害のフクロウさん、
熟眠障害・起床困難のライオンさん、
ソーシャルジェットラグのネコさん、
中途覚醒のハムスター、
夜間交代勤務のコアラさん、
早朝覚醒のリスさん。
何かしら自分があてはまる動物さんのタイプがいるでしょうか。もしピンとこなくても本書の最初にあるQ&Aチャートで確認することができます。

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■タイプ別の対策とは

たとえば、睡眠負債のあるキリンさんは食事の時間に気をつける。入眠障害のあるフクロウさんは、朝9時までに日光を浴びる習慣を身に付ける。熟眠障害のライオンさんは、心地よく眠れる環境をつくる。ソーシャルジェットラグのネコさんは起きる時間を一定にする。中途覚醒のハムスターさんは朝夕の青竹ふみ。夜間交代勤務のコアラさんは攻めの休憩。早朝覚醒のリスさんは「睡眠日誌」をつけるなど、具体的な提案が書かれています。

■さらにリッチ睡眠を習得するには「整える」と「ゆるめる」技術を

整えるべきは、次の3つの要素で、これらが乱れるとよい睡眠にたどりつくことができません。
「ルーティーン(生活のリズム)」
「スタイル(環境)」
「ミール(食事)」
また、ゆるめるのは、フィジカルに身体と、メンタルに脳で、休む準備をしてあげます。身体は入浴やストレッチ、脳は就寝直前まで仕事をしない、スマホを見たりしないといったTIPS(コツやポイント)が101も紹介されています。

■リッチ睡眠で眠りのチカラを手に入れる

仮に1日7時間眠るとすれば、1年間で2555時間。月日で言えば3カ月と13日になります。ざっくり言えば1年間の1/4を寝て過ごすわけですから、睡眠をないがしろにしてはいけません。「眠りのチカラ」を身に付ければシアワセになれること間違いありません。

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著 者:ヨシダヨウコ 発 行:みらいパブリッシング 発 売:星雲社 価 格:1400円(税別) 発売:2020年9月 B6判/199ページ

■プロフィール・ヨシダ ヨウコ

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ココロとカラダを整える快眠コンシェルジュ/日本睡眠学会/
日本睡眠協議会認定 睡眠改善インストラクター/マインドフルネススペシャリスト
寝具店の長女として生まれ、心地よく眠る環境で育つも、人生で二度ほど睡眠に問題を抱える。社会人1年生で編集の仕事につき、14日間で10時間睡眠のような生活を送り、前髪が真っ白になる。二度目は 40 代のときに母の闘病、介護と仕事の両立で不眠の日々を送り、その後、またいつか心地よく眠れるようにという思いで続けていた「睡眠」の勉強を本格化。さらに漢方、発酵食、ヘッドスパ、アロマ、マインドフルネスを学び、それらを実践することで自身の睡眠も改善し、悩ましい症状や睡眠負債も完済。「睡眠は技術」と確信し、生活リズム、眠る環境、さらに脳とカラダの疲れをとる方法を総合的に組み立てたオリジナル睡眠改善プログラム「リッチ睡眠TIPS101」を完成。現在は企業や団体で
睡眠研修を開き、個人向けにはCBT-i(睡眠のための認知行動療法)を使った睡眠改善を行う。

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