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乳製品を食べるとニキビができやすいって本当?

  • 2020.9.24
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乳製品を食べれば食べるほどニキビが増えるといわれるなど、乳製品とニキビに関連性があることを科学で支持されているのも知っているけれど、最も気を付けなくてはいけないのはヨーグルトだった!? 乳製品でニキビができるのはどうして? 乳製品の中にも肌に良いものと悪いものはあるの? 専門家が答えてくれた。

この記事を執筆した管理栄養士のアシュリー・コフは、栄養のエキスパートであり、著書『Mom Energy: A Simple Plan to Live Fully Charged』や『Recipes for IBS』を執筆している。「乳製品のような一つの食品群が、ニキビなど、大まかなものと結びつけることに、私はいつも懐疑的な見方をしている」とコフ。

以前までは、脂肪分が多い食品がニキビの原因だと考えられてきたが、最近では乳製品(具体的には牛乳やチョコレートミルク、シャーベット)を、直接的なニキビの原因だと関連付けられている。さらなる調査では、ニキビの原因と判断する際に、その乳製品が天然の脂肪を含むか否かがポイントに。ニキビの原因となるのは、今まで問題とされてきた脂肪分ではなく、乳製品に含まれている糖質である可能性が示唆された。

まず、牛乳には糖質が含まれていることを頭に入れておく必要がある。そのため、フルーツが加えられているヨーグルトの場合は、糖質がさらに高くなる。

乳製品が肌を悪化させている可能性もあるけれど、根本的な問題はより深いところにある。おなかの張りやガス、便秘など、消化器系の問題を抱えてはいないか。耳や喉、副鼻腔(ふくびくう)の感染症などで抗生物質を服用したことはないか。1年以上にわたり、避妊ピルを服用したことはないか。

これらは全て、消化管に生息する善玉菌の数を減少させ、健康に害を及ぼすレベルで悪玉菌を増殖させる恐れがある。悪玉菌が優勢になると、消化器系がダメージを受け、ニキビができやすくなるそう。

乳製品を食べる上で気を付けることは、

まず1つ目に、品質を重視すること。ホルモン剤や抗生物質が含まれていないオーガニックのものを選んで。

2つ目は、低脂肪か全脂肪で、フルーツや甘味料が使われていないプレーンのものを選ぶこと。

3つ目は、乳脂肪の摂り過ぎは炎症を引き起こす可能性があるため、分量をコントロールするように。

4つ目は、ニキビが治るまでは乳製品を定期的に食べないようにすること。

乳製品は、悪玉菌を捕らえる粘液の分泌を増やすので、ニキビができやすくなる。とりあえず今は、少量のヤギや羊のチーズをサラダにのせたり、タコスにはアボカドを、スープには刻んだナッツを振りかけるなどして、他の食材で乳製品を代用するといいとのこと。

※この記事は、アメリカ版『Prevention』から翻訳されました。

Text: Ashley Koff, Rd Translation: Yukie Kawabata

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