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キャンドゥ「レザー調トレー」が正解! カラボ「引出し収納ケース」、無印良品と100均のアレはNG!

  • 2020.9.22
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整理収納アドバイザー1級で収納ライターの伊藤まきが、家の中の “片付かない”ちょっとした悩みを“簡単で安く”解決するコツを提案します!

カラボ、100均グッズで「引出し」収納に!

キャンドゥ「レザー調トレー」が正解! カラボ「引出し収納ケース」、無印良品と100均のアレはNG!の画像1
(C)maki_organize

「カラーボックス(以下、カラボ)」にありがちな悩みを、100均グッズでスッキリ解決! 前回は「カラボを北欧風にリメイク」する方法でした。3回目はカラボを「引出し式」に変える方法です。今回、使用するアイテムは、キャンドゥの「レザー調トレー」一択のみ!

小物の出し入れをするとき、カラボは使いにくいことがありますよね。引出しに変えれば、不満も解消するかもしれません。カラボが使いにくいと感じている方、これからカラボの購入を考えている方も知っておきたい、NG例と正解例を紹介します。

【NG例:1】無印良品「引出し収納ケース」は1,000円以上

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余白が出るので、カパカパしやすい(C)maki_organize

カラボに小物を収納したい、引出しになったら便利なのに……。こんな要望があったとき、筆者は別売りの引き出しケースを使うことはありません。

写真上は、無印良品の「ポリプロピレンケース引出式」を2つ入れた例です。2つ購入すると、1,880円(上:890円/下:990円ともに税抜/ライター私物)になります。ほかのメーカーアイテムも、1,000円以上の予算がかかるためこの選択はありません。

では100均だったら、何を使うと思いますか?

【NG例:2】100均の人気「引出し収納ケース」はイマイチ

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100均の「引出し収納ケース」といえば、「A4ラック 横型」が人気です。別売りの「A4トレー 横型」と組み合わせて使うタイプで、1セット200円の予算になります。すごく簡単で、増設もできて便利なアイテムですが、これも選びません。以前に使ったことがあるものの、収納力が少ない、プラスチックに埃が吸着して汚れやすくなるという理由などあり、選ばなくなりました。

筆者が選ぶのは、極シンプルな「ケース」のみです。

キャンドゥの「トレー型ケース」が正解!

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A4(21×29.7cm)より、かなり大きめのサイズ(C)maki_organize

筆者が選ぶのは、キャンドゥの「A4レザー調トレー BK」です。

カラボにちょうど良いサイズで、書類や文房具入れはもちろん、小物をまとめるトレーとしても活用できます。でも、このままでは「引出し」にはなっていませんよね。次に紹介する方法で、引出しを作っていきます。

カラボの棚板を増やして「棚間」を区切る

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カラボの追加棚板(C)maki_organize

ニトリの「カラボ 追加棚板」を356円(税込/ライター調べ)で用意しました。これで、カラボの高さ・空間を区切って、トレーの置き場所を作っていきます。

実際に、どんな引き出しになるかカラボに入れてみましょう。

キャンドゥのトレー+棚板で完成!

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1つの棚に、1つの収納ボックスが一番使いやすい!(C)maki_organize

ニトリの「カラボ 追加棚板」に、キャンドゥの「A4レザー調トレー BK」を置いてみました。

棚板で棚を増やし、トレーを置いたことで「カラボの引出し」が完成です。トレー内は、お菓子の空き箱などを使って仕切りを作れば、収納も簡単。トレーは、使わないときに重ねて収納できます。

棚板を追加する方法は、戸棚やオープンラックにも通じるポイントです。下駄箱や食器棚、備え付けの戸棚など、棚と棚の間が高すぎるときには収納ケースを買うより「棚増し」のほうが空間を無駄なく使えます。

[おまけ]予算をもっと抑えるなら、MDF材で棚増し

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予算に制限がある場合は、「MDF材」で棚増しを用意することもあります。ホームセンターで、MDF材(91×182cm)約1,200円を購入し、カラボの棚板をカットしてもらった場合、12枚の棚板がとれます。タボ代をあわせても、2,000円前後で済みます。

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収納の「棚間の高さ」が使いにくいと感じたら「収納ケース」を買うより、「棚そのもの」を考えます。

そもそも、小物の出し入れを快適にしたい場合は「引出しチェスト」そのものを提案しています。そのほうが、圧倒的に使いやすく安いからです。 100均だからと、収納ケースを買い揃えるのはかさばりを増やすだけ。まずは、棚の使い方そのものから考えてみましょう!

伊藤まき(いとう・まき)
収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感! 貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。

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