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【京都神社めぐり】新総理誕生で今注目スポット?四条烏丸エリア菅原道真ゆかりの社「菅大臣神社」

  • 2020.9.21
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汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は下京区、四条烏丸エリアにある神社。学問の神様として知られる菅原道真ゆかりの神社だが、今別の理由で注目スポットに。

今、新総理誕生で注目スポット笑

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下京区、四条烏丸エリア。高辻通りを歩いていると、周辺のビルや家屋に囲まれつつ、立地する神社。こちらは南側の鳥居。今、ちょうどタイムリーに注目の神社とか。

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社名『菅大臣神社』。『菅大臣』・・・

もうおわかりだと思いますが(笑)
こちらは、つい最近就任された菅内閣総理大臣にちなんで、今巷で注目。若干ムリクリ感もありますが(爆)

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実際のところ、『菅(すが)』ではなく『菅(かん)』と読みます。正式名称は『菅大臣社(かんだいじん の やしろ)』。通称『菅大臣天満宮(かんだいじん てんまんぐう)』で知られています。

この場所は、学問の神様として知られる菅原道真ゆかりの地。創建詳細は不明ですが、かつて菅原道真の誕生地と伝わり、境内には産湯の井戸も保存。

御祭神は菅原道真。また、尼神(あまがみ)、大己貴命(おおなむちのみこと)も祀る神社。

ここまできて、新総理とは全く無関係であることが判明(笑)

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こちらは西洞院側の鳥居。

平安時代に文章家として朝廷に仕え、多くの学者を輩出した菅家(菅原氏)はこのあたりに広大な敷地を所有し、この界隈には菅家関連の史跡や神社が多く残っています。こちらもその一つ。

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菅原道真は、宇多天皇に重用され右大臣まで登りつめましたが、謀反の嫌疑をかけられ九州大宰府へ左遷。その地で没し、その類稀なる頭脳の明晰さを持ち合わせていたことがかえって仇となり、不遇の生涯を閉じました。左遷されるまで道真はここで暮らしていたとされ、この場所には道真が愛した梅の花が見事に咲き誇っていたとか。

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御手水舎には北野天満宮の社紋と同じ星梅鉢。

道真が旅立つ際に、「東風(こち)吹かば にほひおこせよ 梅の花 主なしとて 春なわすれそ」と詠んだ「飛梅の地」としても知られています。

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道真の没後、創建されたとされる神社。度々の兵火に遭い、鎌倉時代には南北両社に分かれ、南社にあたる当社を「天神御所」「白梅殿社」、北社を「紅梅殿社」(現在の北菅大臣神社)と区別し分離。

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現在ある本殿は天保6年(1835年)創建の下鴨神社旧殿を、明治2年に移築。その後幣殿を建立し八棟造に。

向かって左側の狛犬、前足を上げていて珍狛犬としても知られています。

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本殿の両側には末社も。

他、産湯の井戸はフェンス先にひっそりと存在し、立ち入ることはできませんでしたが、隙間から見えました。

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境内に住み着いているのか、数匹ネコを見かけました。

都会の片隅に周辺ビルや家屋に囲まれ、ひっそりとした静かな神社。新総理大臣に関係なく、訪れたくなる神社ですね(笑)

詳細情報

名称:菅大臣神社
場所:京都市下京区菅大臣町187
電話番号:075-343-2968

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