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知らなきゃ損する!妊娠・出産にまつわる想定外の出費ともらえる給付金まとめ

  • 2015.5.12
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最近、友だちや先輩の子どもと触れ合うことが多く、「自分もいつか子どもを産むのかな」とぼんやり考えるようになりました。正直、お産=痛いというイメージしかないのですが、経験者の話を聞いていると、痛いは痛いでも、分娩の痛みだけではなく、産前産後の出費もかなり痛いのだとか……。

『Domani』6月号では、そんなお産にまつわるお金の話をご紹介。経験者が語る想定外の出費から、意外!?ともらえる給付金の基礎知識まで、産む前にぜひ知っておきたいことだらけです!

■あなたのお産はおいくら万円かかりましたか?

病院だけではありません、マタニティウェアに交通費……出産にはたくさんのお金がかかる! 出産経験者へのアンケートからは経験者にしか分からない生の声が! 最も多かったのは「妊娠健診費が意外と高い」という声。基本的には平均14回の健診費用補助(金額はまちまち)が出ますが、健診費は病院によって異なるため、想定外の出費になるようです。


「第1子のときは心配で、定期健診を何度も受けて数万円かかった」(O・Mさん/41歳)
「出産予定日を超過すると3日に1回健診が必要。そのたびに数千円。その頃は補助券も使い切っているから、結構な額に」(I・Yさん/41歳)
「私の病院は健診1回が1万円超。毎回5分の診察で万札が飛ぶことに愕然」(O・Kさん/37歳)

ひぃ。5分で1万円……。恐ろしい世界です。でもお腹の赤ちゃんのために、健診はこまめに行っておきたいというのが親心のようです。

その他の想定外の出費としては、


「途中から和通分娩に切り替えたが、高額なうえに、私の場合はまったく効果がなく痛かった」(N・Yさん/39歳)
「帝王切開でも夫が手術に立ち会ったために¥21,000!! たかが手術着にそんなにかかるとは」(E・Yさん/37歳)
「産後、乳頭が痛くなって塗り薬を頻繁に購入。考えもしなかった細かい出費は相当ある」(I・Hさん/36歳)

などなど。乳首の塗り薬なんて想定しようがありませんね! まさに経験者ならでは……。そんな出費続きのお産ですが、逆に経験者が語る「得した! 知っててよかった!」という出産にまつわるお金もあるんです!


「生命保険の女性特約、入っててよかった! 帝王切開で給付金が出た」(Yさん/39歳)
「行政の産後ヘルパーサービスが安くてお得! 審査が厳しいと思っていたら申し込みも簡単」(Tさん/40歳)
「区から補助金をもらってラッキー! 区の出産補助金は引っ越し後でも何か月か猶予がありました」(Sさん/42歳)

みなさん、すぐにメモ! 区の出産補助金は区によって条件も異なりますが、例えば、


港区の出産費用助成……入院費¥600,000(上限)以上の場合、¥180,000
渋谷区のハッピーマザー出産助成金……¥100,000
千代田区の誕生準備手当……¥45,000

というような補助金があるのをご存知でしたか? ぜひお住まいの市区町村のホームページをチェックしてみてください。そして補助金をはじめ、もらえるお金はほかにもあるんです。

■もらえるお金はもらいましょう! 給付金 基本のキ

出産や育児に関する給付金、結構もらえるって知っていましたか? 毎月給料から天引きされている

健康保険や雇用保険から給付されるのです!

まずは基本を知るべし! ということで、社会保険労務士の佐佐木由美子さんにお話を伺いました。

その1 貯金がなくても大丈夫。42万円もらえる【出産育児一時金】


「出産育児一時金」は健康保険に加入していれば、会社員でなくても一律42万円支給されます(産科医療保障制度に加入していない病院は40万4000円)。直接支払制度を利用すると医療機関へ支給されるため、退院時に支払うのは42万円が引かれた額。たとえば出産入院費の合計が60万円だった場合、病院からは42万円を引いた18万円が請求されます。対象は妊娠4か月以上なので、正常出産だけでなく早産や死産なども含まれます。

その2 報酬の3分の2相当額がもらえる【出産手当金】


産休中には給料が出ない会社もありますが、その場合は「出産手当金」が健康保険制度から出ます。1日あたり標準報酬日額の3分の2相当額がもらえるのです。会社から給与の一部をもらっている場合は、出産手当金との差額をもらえます。退職した場合でも、退職日のタイミングによっては、全額もらえるケースがあります。

その3 給与の37%相当額がもらえる(上限あり)【育児休業給付金】


最も大きいのは「育児休業給付金」です。これは雇用保険制度から支払われます。細かい計算法はありますが、だいたい1か月分の給与の67%相当額(6か月以降は50%相当額)が支給されると考えてください(初めの6か月の上限は1か月あたり28万5420円)。1年近くの育休を取った場合は相当な金額になるのです。これをもらわない手はありません! 「契約社員だから育児休業給付金はもらえない」と思っている人も多いようです。一定の要件はありますが、基本的には雇用保険に入り、1年以上働いている場合はもらえる可能性が高いのです。

出産育児一時金は有名ですが他にもあるなんて! しかもかなり充実していますね。自分だったらいくらもらえるのかとても気になります。

例えば、月給30万円の場合でシュミレーションしてみると……

①出産育児一時金……

¥420,000

②出産手当金(産前産後98日分)……

約¥653,000

③育児休業給付金(子どもが1歳になるまで)……

¥1,826,000

合計……

約¥2,899,000

これは知らなきゃ損……大損です。ただし、会社が手続きしてくれると思っていると大間違い! 担当者が知らない場合、もらい損ねるケースもあるので、自分で調べつつ担当者とコミニケーション&ネゴシエーションを。

お得な情報はまだまだあります。


・育休中は夫の扶養に入れば夫の所得税控除&節税に!
・産休・育休中は社会保険料が免除(支払ったことになる!)
・夫も育休をとれば2か月延長、最長で6か月分給付金も延長できる!

いや~知らないことだらけで勉強になります。自分だったらいくらもらえるか、どんな手続きが必要か、今から予習しておくことをおすすめします!(みつ子)

『Domani』2015年6月号(小学館)

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