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知らないと損をする英会話術40:一瞬でネイティブになれる“All”の使い方

  • 2020.9.20
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「明日までのレポート、オールすれば間に合うかな?」など日本語では「徹夜」の意味でよく聞く“All“ですが、英語では知っていると表現力がぐっとアップできるフレーズがいくつもあります!

“All”には、使えるとかっこいいフレーズがたくさん!

「昨日オールだったから眠い・・・」などオールを「徹夜(オールナイト)」と言う意味で学生時代に使っていた人も多いかもしれません。英語の“All”(すべて、全部)は“Every”や“Whole”に似ているものの、数えられるもの、数えられないもの、人など幅広く表現でき、決まり文句として使えるフレーズもたくさんあります。また“All”は指しているものによっては単数としても複数としても使えます。

例)All of us were wet.

(全員濡れてしまった。)

All I want is a holiday!

(何が欲しいって旅行に行きたい!)

簡単なのに、使いこなせると一気にかっこよく聞こえる“All”の使い方を一緒に見ていきましょう!

“After all” 結局のところ

“After all”は直訳は「すべての後で」ですが「いろいろあっても結局のところ」という意味で使われます。言いたいことの最初に言うことも、文章の最後に言うこともできます。

例)After all we are friends.

(結局のところ私たちは友達だしね。)

She came to the party after all.

(結局、彼女はパーティに来た。)

“Not at all” どういたしまして、全然大丈夫

“Thank you”(ありがとう)とお礼を言ったら“Not at all.”と言われたことはありませんか?これは決まり文句で「そんなこと全然ないです」「全然大丈夫」にとても近いフレーズです。“You’re welcome.”も、もちろん「どういたしまして」として使えますが「どういたしまして」と言うのも気が引けるぐらい小さなことでお礼を言ってもらった場合などには、「全然、気にしないで」という意味で“Not at all.”を使うといいかもしれません。

“All in all” なんだかんだで

何かの感想を言うときなどによく使われる表現で“All in all”というものがあります。これは「全部の中の全部で」と直訳するとわかりにくいですが、すべてを考慮した結果「概して、なんだかんだで」という意味で使われます。

例)All in all, the tonight’s film wasn’t too bad.

(なんだかんだで、今晩見た映画は悪くなかった。)

「いろいろ細かいことを言おうと思えば言えるけれど、全体としては○○だった」というときによく使われます。

“All good” 問題なし!

“All good”自体は“All is good.”(すべてよし)の省略で、“No problem”(問題なし)、“No worries”(心配なし)、“It’s OK.”(オッケーです)とほぼ同様に使えます。店員さんやレストランのスタッフなどでこの“All good”をOK代わりにやたらと使う人に出くわすことがありますが、さほど“All Good”(すべてがよい)状態でなくても、問題がない場合には使われる表現として覚えておくと混乱が少ないでしょう。

例)Is everything OK here?

(大丈夫?)

All good, thanks!

(順調だよ。ありがとう!)

“All the best” 頑張って!

メッセージの最後に“All the best”というフレーズが使われている英語のメールやカードを見たことがあるかもしれません。これは、手紙やメールなどのメッセージを書くときの決まり文句で“I wish you all the best.”(あなたに最善のことが起こりますように=幸運をお祈りします。健闘をお祈りします。)という意味のあいさつです。

卒業や引っ越しの際に送られるメッセージの最後に必ず「幸運をお祈りします、頑張って」という意味で多く使われます。また、話し言葉でも「これでお別れ」というような場面で握手をしながら“All the best“(今後も頑張ってね)と言い合って別れを惜しみます。

“All”を使って会話の表現力に深みを持たせる!

“All”には、全部という意味だけでなく日常で決まり文句として使われているフレーズがいくつもあります。“Thank you”の返事としての“Not at all”は、押しつけがましくないとてもスマートな表現ですし、“After all”(結局)、“All in all”(なんだかんだで)などは、上手に使いこなせると英会話のニュアンスにぐっと深みが出るおすすめフレーズです。

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