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アニエスベー ギャラリー ブティックで作曲家・ピアニスト 中野公揮の映像展が開始。

  • 2020.9.19
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アニエスベー ギャラリー ブティックで、作曲家・ピアニストである中野公揮の映像展 「Pre-Choreographed プレ・コレオグラフド -振り付けされる前の-」がスタートした。パリを拠点に活動する中野は今年7月、コンテンポラリーダンスにインスパイアされたセカンドアルバム『Pre-Choreographed』をパリのレーベルNø Førmat! からリリース。展示では、同アルバムのために制作された4本のミュージックビデオを含む複数の映像作品を鑑賞することができる。

アニエスベーと中野が出会ったのは2017年のこと。アニエスベーが、友人である世界的チェロ奏者のヴァンサン・セガールと中野のコンサートを訪れたことがきっかけで交流が始まったという。今回の展示は、その演奏に深く感銘を受けたアニエスベーと、中野のサポートをつづけている京都のギフトメーカー「グランマーブル」の主催により実現した。また、ホワイトライトの特別協賛のもと、音の気配や佇まいを感じられる音響デザインを目指しており、臨場感溢れるシアターをイメージした演出で、作品を存分に楽しむことができる。



中野は、アニエスベーが今年も協賛している国際写真展「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」のプログラムとして開催される野外イベント「KYOTOGRAPHIE 2020 Night Projection」への参加も決定している。

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同展では、昨年9月に彫刻家の名和晃平のキュレーションのもと荻浜で行われた、世界的に活躍する振付家・ダンサーのダミアン・ジャレと数名のダンサーたち、そして中野によるダンス・ワークショップの映像も展示されている。



中野のアルバム『Pre-Choreographed』のミュージックビデオにも参加しているダミアン・ジャレは、11月4日〜28日にパリ・オペラ座で行われる「Chorégraphes contemporains(現代振り付け家たち)」のゲストコレオグラファーを務めることが決定しており、本公演において中野が作曲と演奏を行うという。



音楽とダンスが社会的にとても近い状態にあった時代へのサウダージを込めた造語『Pre-Choreographed(振り付けされる前の)』をアルバム名に冠するなど、その2つのアートの融合のかたちを探求しつづける中野。「表現とは、それぞれがこの世界の複雑性にどのように触れるかという問題のように思うのです」と語る彼の作品は、感情のひだにそっと触れるような豊かで繊細な空気を孕む。音楽の枠を超えた彼ならではの世界観を、ぜひ肌身で感じてほしい。

Pre-Choreographed プレ・コレオグラフド-振り付けされる前の-

会場/アニエスベー ギャラリー ブティック

会期/2020年9月16日(水) – 10月18日(日)

営業時間/13:30〜18:30

休館日/毎週月曜日

https://www.agnesb.co.jp/brand/news/kyotographie2020/

Text: Airi Nakano

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