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職場でハッピーに生産性を高める方法!

  • 2020.9.16
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新たな研究では、仕事ばかりしている従業員の効率性が低下する可能性を示した。趣味を持つことも非常に必要だという。職業・組織心理学専門誌『Journal of Occupational and Organizational Psychology』に掲載された研究によると、仕事以外でのクリエイティブな追求が、勤務中のパフォーマンスを著しく向上させることがわかった。

過去の研究では、休息やエネルギーを補充するために、オンとオフを切り替える重要性が確立されている。しかし、今回サンフランシスコ州立大学の研究者は、オフの時間に行う特定のアクティビティが、体の修復や仕事のパフォーマンスをさらに高められるかどうかに着目した。

ケヴィン・エシェルマン博士が率いる研究チームは、さまざまな職業に就く400人以上を対象にアンケートを実施。その結果、絵画や料理、旅行の計画、募金活動など、オフの時間にクリエイティブな活動に励んでいる人ほど、職場で優れたパフォーマンスを発揮する傾向にあることがわかった。それだけでなく、彼らは同僚に進んで手を差し伸べ、業務以上の期待に応え、雇用主に対して肯定的な意見を持つ傾向にあることも発覚した。

でも、クリエイティブな従業員のパフォーマンスがたけている理由は何? エシェルマン博士いわく、短編小説を書いたり、家具を作ったり、Minecraftでクールなデザインを手掛けてみることで自尊心が向上し、何においても自分は成功できるという信念が高まりやすくなる。「(クリエイティブな活動による)自己表現や自己発見を通して、内在的モチベーションが沸き上がり、それが仕事に生かされるのだと考えられます」と、エシェルマン博士。さらには、クリエイティブな活動中に使われる脳を職場でも活用できるようになるとか。

その効果を持続させるには、クリエイティブな活動に取り組んだ証しを職場へ持ち込むといい。自分が描いた絵を飾ったり、手作りのブラウニーを同僚にプレゼントしたり、計画を実現させた旅の写真をデスクに置くなどして、「自分には何でもできるんだ」ということを、自分に自覚させることが大切だそう。

※この記事は、アメリカ版『Prevention』から翻訳されました。

Text: Marielle Messing Translation: Yukie Kawabata

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