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周期、PMS、かゆみ、痛み……憂鬱なアノ日にまつわるお悩みに産婦人科医がアドバイス

  • 2015.5.11
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個人差はありますが、多くの女性は毎月とある時期に憂うつな気分になります。無駄にイライラしちゃったり、体調が悪かったり、食欲が旺盛で食べ過ぎちゃったり……。

そう、それは

生理の時期。

私も学生の頃から生理痛が重く、ひどいときは立ち上がれない日もありますが、「生理は病気じゃないから、学校も仕事もがんばって行くように」という母の教えからか、ついつい我慢して無理をしがちです。

生理痛だけではありません。生理不順、PMS(月経前症候群)、おりもの、かゆみ……など生理に関する悩みは人それぞれ。

そんな「生理にまつわる不調や悩み」について、『美的』6月号では産婦人科医の今井愛先生が改善法をアドバイス! 専門家の先生の教えで、生理についての不安を解消しちゃいましょう。

まずは生理痛について。お腹や腰が痛かったりと本当に大変ですよね。

Q.生理痛がなくなることは可能なのでしょうか? 気をつける生活習慣はありますか?
A.つらい生理痛は、治療すればかなり軽減することができます。治療してほとんど生理痛がないという人もいるくらい。痛いときは即、骨盤周りを温めて。簡易カイロや入浴もいいでしょう。食事や飲み物も温かいものをオーダー、体を冷やさないことが大事。

 

Q.生理痛がひどいとき、ある程度は我慢すべきか、逆にすぐ薬を飲んだほうがいいのでしょうか?
A.痛いときは我慢しないでください。鎮痛剤は、痛みが軽いうちに飲んだほうがよく効きますし、結果飲む量が少なくてすみます。鎮痛剤には炎症を抑えるものもあります。早めの対処が大切。痛いときはアルコール、カフェイン、唐辛子の刺激物は控えましょう。

 

生理痛が軽減できるなんて知りませんでした。毎月ただ我慢しているのはもうやめて、すぐに産婦人科へ行って来ます。つづいて生理周期についての疑問です。

Q.周期が27日から37日のあいだとはっきりしていません。生理不順は不妊につながりますか?
A.25日から38日のあいだでしたら問題ありません。2~3か月にわたって生理が来なければ、卵巣機能に問題があるかもしれないので、早めに婦人科を受診してください。治療してすぐに改善する生理不順なら問題ありませんが、卵巣機能不全やそのほかの病気があると不妊につながる可能性があります。

 

来たら来たで憂うつなのに、来なければ来ないで憂うつなんですよね、生理って。でも1週間程度であれば過度に心配することなく、リラックスして待つほうがいいみたいです。

そして、そんな生理を待つ期間にもつきまとう悩みといえば、PMS(月経前症候群)ですよね。生理がはじまる約2週間前に起こる心と体の様々な不調への対策とは?

 

Q.PMSを軽くすることは可能ですか? 予防法や対策が知りたいです。
A.可能なことが多いです。婦人科で治療できますので、つらいときは受診してください。バランスの良い食事や睡眠、軽い有酸素運動は効果があります。また、大豆や海藻を日頃からよく食べることもおすすめです。普段からビタミン、ミネラル豊富な食事を心がけましょう。

 

PMSには規則正しい生活リズムが一番効果的なようです! 大豆や海藻も最近ではコンビニにも置いてあるので、毎日の食事にお手軽に取り入れられそうです。続いて○○の量について!

Q.月経の量が多いです。レバー状のものが出ることが多いのも気になります。貧血もあります。異常ですか?
A.出血が多く、レバー状の出血があることを過多月経といいます。貧血もあるようでしたら、治療したほうがいいですね。もしかしたら子宮筋腫や子宮内膜症の可能性があります。これからの病気があったとしても治療できますが、将来、不妊の原因になるかもしれません。早めに受診することをおすすめします。

量は人と比べようがないので判断が難しいですが、「あれ? 私、多いかも?」と思ったら迷わずに婦人科で検査を。

最後は生理じゃないけど、切っては切り離せないアレ!

Q.おりものも多く、かゆみもあります。カンジタもクラミジアのように不妊の原因になりますか?
A.おりものの量は個人差が大きいもの。体調によっても変わります。排卵期、生理前など女性ホルモンの周期によっておりものは増えます。膣から分泌されるおりものは天然の除菌クリーム。ただし、いつもと違うニオイや色だと感じたら婦人科へ。カンジタは薬で治療すれば簡単に治ります。不妊の原因にはなりません。

おりものってなんとなく、そんなにいいものじゃないと思っていたのですが、天然の除菌クリームだったなんて! さらに、量やニオイでその時の自分の体調をはかることのできる、いわば物差しのような役割も。うまくつき合っていきたいですね。

私たち女性の体の状態と密接に結びついている生理。不調や痛みは体からのサインでもあります。我慢や無理をせず、少しでもおかしいと思ったら婦人科へ行くことも大切です。(みつ子)

『美的』2015年6月号(小学館)