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タイで味わう「OMAKASE」って?日本通のシェフが作る和モダンスイーツ【週末アジア:バンコク編】

  • 2020.9.14
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連載「週末アジア」は、アジアに精通している女性たちが、おしゃれなショップやカフェ、おすすめスポット、旬のニュースなどをピックアップして、まだまだ知られていないアジアの魅力をお伝えしていきます。いますぐに旅立つことはできないけれど、また旅ができる日々を楽しみに。

 

タイで味わう「OMAKASE」って?日本通のシェフが作る和モダンスイーツ【週末アジア:バンコク編】
出典 FUDGE.jp

 

タイには約75,000人の日本人が住んでおり(2018年10月1日現在。外務省「海外在留邦人数調査統計」より)、首都のバンコクにその大半が集中しています。

そのためバンコクでは簡単な日本語を話せるタイの人も多く、「日本食」や「和テイスト」は根強い人気があります。

 

中でもロールケーキで有名な和スイーツカフェ「Kyo Roll En」はタイで30店舗以上を展開する人気チェーンです。

今回は、その「Kyo Roll En」の限定1店舗で提供されている「OMAKASE(おまかせ) Course」を紹介します。

 

タイで味わう「OMAKASE」って?日本通のシェフが作る和モダンスイーツ【週末アジア:バンコク編】
出典 FUDGE.jp

 

「Kyo Roll En」のオーナーシェフDej Kewkachaさん。

シンガポールとイギリス留学を経て、お兄さんと会社を創業。現在は「Kyo Roll En」を含むタイの有名飲食店を多数経営する若き実業家です。

 

タイで味わう「OMAKASE」って?日本通のシェフが作る和モダンスイーツ【週末アジア:バンコク編】
出典 FUDGE.jp

 

独学でスイーツ作りを学んだDejさんは、大好きな日本からのインスピレーションを元に「Kyo Roll En」をスタート。タイで初めての本格的な和スイーツチェーンとして大成功を収めます。

 

タイで味わう「OMAKASE」って?日本通のシェフが作る和モダンスイーツ【週末アジア:バンコク編】
出典 FUDGE.jp

 

さらに、尽きない食材への探究心と、あふれるアイデアから生まれたのがスイーツの「OMAKASE」コース。

「Kyo Bar」と名付けられたセントラルエンバシー店限定で味わうことができます。

 

タイで味わう「OMAKASE」って?日本通のシェフが作る和モダンスイーツ【週末アジア:バンコク編】
出典 FUDGE.jp

 

日本の「おまかせ」と同様に、コースは松・竹・梅の3種類。それぞれドリンクがセットになっていますが、スイーツの品数が異なります。

苦手な食材などがある方は、予約時に食材の好みやアレルギーなどをリクエストされるのがおすすめです。

 

こちらは3種のチョコレートの食べ比べができるプレート。

紫蘇など和の食材とチョコレートの組み合わせに驚きましたが、意外にも食感や風味が絶妙に合うんです。

 

タイで味わう「OMAKASE」って?日本通のシェフが作る和モダンスイーツ【週末アジア:バンコク編】
出典 FUDGE.jp
タイで味わう「OMAKASE」って?日本通のシェフが作る和モダンスイーツ【週末アジア:バンコク編】
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真っ白なラビオリ生地に包まれたミステリアスなスイーツの正体は、なんとタイの代表的なスイーツ「カオニャオ・マムアン(マンゴーともち米のデザート)」。

シャーベット状になったもち米とあられ、マンゴーを、湯葉に見立てたミルクのラビオリで包んでいます。

ディルの花とレモンオイルのアクセントで、暑い日にもペロリと食べられるさわやかさです。

 

タイで味わう「OMAKASE」って?日本通のシェフが作る和モダンスイーツ【週末アジア:バンコク編】
出典 FUDGE.jp
タイで味わう「OMAKASE」って?日本通のシェフが作る和モダンスイーツ【週末アジア:バンコク編】
出典 FUDGE.jp

 

こちらは前衛的なスイーツのサラダ。

日本ではなかなか見ることのないタイの珍しい食材が多く使われていて、世界の美食を食べ歩いたDejさんの経験やセンスが凝縮された一皿です。

 

カオポーカオニャオという白いトウモロコシに醤油を塗ってあぶり、カボチャのグラニテや塩キャラメル、塩昆布、ムーヨン(豚肉でできたタイのスナック)などをブルーベリーソースでまとめています。

 

タイで味わう「OMAKASE」って?日本通のシェフが作る和モダンスイーツ【週末アジア:バンコク編】
出典 FUDGE.jp

 

里山の自然の風景を表現した「カカオストーリー」。

味噌を使ったクッキーの木と、カカオの実をかたどったチョコレート&ヘーゼルナッツムースがアーティスティックで楽しい一皿です。

 

「OMAKASE」コースは季節の食材をふんだんに使用しているため、コース内容は取材時と異なる可能性がありますが、ここでしか味わえない未知のスイーツとの出会いを楽しんでみてください。

 

 

Kyo Bar @ Central Embassy

5F, Central Embassy, 1031 Ploenchit Road
BTSプルンチット駅下車、「セントラルエンバシー」5階

営業時間:10:00〜22:00
問い合わせ: 02 160 5963
WEB:http://www.kyorollen.com/kyobar/

 

 

text & photographs:dii bangkok

タイで味わう「OMAKASE」って?日本通のシェフが作る和モダンスイーツ【週末アジア:バンコク編】
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東京で20年間女性誌やWEBメディアの編集者としてファッション、フード、トラベル記事を多数執筆。2019年よりバンコク在住。写真と動画でバンコクの最新トレンドを伝えるビジュアルシティガイド「dii bangkok」をスタート。

Instagram:@dotsloop
WEB:https://dii-bangkok.com/

 

 

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