そろそろ潮時かな…男性が彼女との別れを感じる瞬間

彼女に別れ話を切り出す男性の心境を考えると、その結論は唐突に導き出したものではありません。男性は彼女との付き合いの中で何らかの不満を感じるようになり、その不満が一向に解消されないと別れを考えるようになります。とは言え、すぐさま別れの結論には至ることはなく、悩んだ末に選択するのです。

では、そもそも男性はどのような瞬間に別れを感じるようになるのでしょうか。これについては、現状を考えて感じるパターンと、未来を考えて感じるパターンがあります。

男性は、現状の日常生活で彼女との別れを感じる瞬間があります。男性の視点に立って解説すると、本来男性は彼女がいることで毎日が楽しくなり、また仕事も頑張れるようになるもの。それは、彼女がいることで充実するのが理由でしょう。

もちろん、常に彼女のことを考えているわけではありませんが、彼女のことを一切考えられなくなった時、男性の中から彼女の存在が薄くなり、別れを感じるようになるのです。

彼女は彼氏よりも自分を、彼氏も彼女よりも自分を…このように、お互い自分を優先するようになる状況が続くと別れを感じるようになります。

お互い自分を優先すると「彼女のために」や「彼氏のために」と考えられなくなり、愛情が冷めたと解釈してしまいがち。特に、付き合った当初はお互い自分よりも恋人を優先していたでしょうから、現状との温度差を実感してこれ以上付き合っていく気持ちがなくなってしまうのです。

例えば、ケンカばかりしているなどのケースが該当します。

仮に男性が中高生なら周囲への自慢、もしくはブランドの意味で彼女が欲しくなることも考えられますが、30代や40代になるとそのような気持ちはなくなります。付き合っていて楽しくなければそのまま付き合う意味はなく、そのため楽しさを感じられなくなったら別れを考えるようになるでしょう。

将来どうこうよりも、今楽しくなければ彼女の存在が無意味になってしまうのです。

現状よりも、未来のことを考えて別れを感じる瞬間もあります。これも男性の視点に立って解説すると、男性はふと「このまま彼女と付き合っていたら…」と未来をシミュレーションすることがあり、その結果次第で別れた方が良いかもしれないと考えます。

あなたも仕事や私生活において、将来のことを考えるうちに不安を感じた経験があると思いますが、男性は彼女との付き合いにおいて同様のシミュレーションをしてしまうのです。

例えば彼女が結婚に前向きになっていないだけなら、男性は彼女の気持ちを変えようと努力します。しかし、経済的な理由で結婚生活に希望が持てない場合、男性は責任を感じて別れを考えるようになります。

「俺と一緒にいても幸せになれない」…それは自暴自棄に似た感情ですが、未来に希望を持てないため彼女を自ら手放そうとしてしまうのです。何をやっても上手くいかない時も、これと同様の行動に出ることがあります。

価値観、金銭感覚、味覚、これらが合わないと別れを考える人がいますが、もっと致命的なのは結婚願望が合わないケース…つまり結婚願望の温度差です。

結婚願望のない男性が彼女に何度も結婚を迫られれば、このまま付き合うことに対して将来の不安を感じます。逆に、結婚願望の強い男性が結婚願望のない彼女と付き合えば、そのまま付き合うことが無意味に思えます。

結婚願望の温度差の実感は、別れを考える瞬間になるのです。

男性は、彼女との別れを感じるようになるとそれが原因で言動に変化が起こります。

最も、彼女を嫌いになったわけではないため、冷たくなるなどのあからさまな変化はないですが、別れを感じるようになることで悩む場面が多くなるのです。とは言え、「別れを考えている」と打ち明けるわけにはいきません。

そのため彼氏が悩み、また悩みの理由を打ち明けない時は要注意と考えるべきでしょう。