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「アジア人女性は静か」というイメージを助長、ドラマ『ザ・ボーイズ』のボスが後悔

  • 2020.9.13
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『ザ・ボーイズ』のショーランナーであるエリック・クリプキが、シーズン1でのキミコの描き方に後悔があると明かした。(フロントロウ編集部)

アメコミ原作のドラマ『ザ・ボーイズ』

9月4日よりシーズン2の配信が開始されたAmazonプライム・ビデオのオリジナルドラマ『ザ・ボーイズ』は、腐敗したスーパーヒーローという、これまでにないコンセプトのもとに描かれたことで、人気を博している。

あらすじ
欲と名声にとりつかれたスーパーヒーロー達「セブン」と、彼らを利用してビジネスを展開するヴォート社…。腐敗したヒーロー達に、特殊能力を持たない非公式のグループ「ザ・ボーイズ」が、根性と信念で立ち向かう…。

シリーズのボスがキミコの描き方を後悔

『ザ・ボーイズ』はアメリカが舞台だけれど、イギリス出身のビリー・ブッチャーや、フランス出身のフレンチーなど、様々なキャラクターが登場する。そしてその中には、福原かれんが演じる日本人のキミコも。

キミコは言葉を話さないけれど、超能力を持っており、その戦闘能力はかなり高い。しかしキミコの描き方に関して、本作のショーランナーを務めるエリック・クリプキは後悔があるという。彼女は強いキャラクターである一方で、言葉を話さない。そこが、アジア系女性を描くうえで、もっと気をつけなければいけなかったポイントだと、エリックは英Digital Spyで語った。

画像: シリーズのボスがキミコの描き方を後悔
「シーズン1でより良くできていたらと思うことの1つは、キミコにもっと声を与えたかったということです。ちょっとトリッキーなところにつまづいてしまったと思います。アジア系女性は静かだというステレオタイプがあります。そのステレオタイプを描きたくないと、非常に意識していました。あのキャラクターは強い意見を持っていて、明確な意思を持っていると分からせなくてはいけません。彼女が言葉を発せないからといって、彼女は主張できないというわけではない。彼女は意見を持っていて、彼女はリアルな人間です」

キミコはメインキャラクターなうえに、強い面も表現されたことから、完全にステレオタイプに沿ったアジア系女性というわけではないけれど、口をきかないという設定はトリッキーなポイントであることは理解しやすい。

シーズン2ではキミコに変化

しかしシーズン2ではその点にさらに改善が加えられていて、キミコを演じた福原かれんは、キミコと、彼女と仲の良いフレンチーについて米Comic bookのインタビューでこう話している。

「シーズン1でフレンチーは道を見失ってたけど、彼に似たソウルメイトを、恋愛でもなく兄弟のような関係でもない、スピリチュアルな絆の中に見つけた。話さなくても、彼の痛みやトラウマを理解してくれる人に。そしてシーズン2では、彼は様々なところでその関係をよりどころのように感じていると思うんだけど、でも女の子は成長したがってる。彼女は自分の翼を広げたがってる。そしてそれは、フレンチーにとって受け入れるのが簡単なことではないと思う」

9月4日に配信が開始された『ザ・ボーイズ』シーズン2は、エピソード3までが公開されており、エピソード4からは、毎週金曜日に随時配信となる。シーズン3の制作もすでに決定している本作で、キミコがどのような成長を魅せるのかにも期待できる。(フロントロウ編集部)

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